修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2016.04.29【Vol.1337】
古河の友人から渡良瀬遊水池で採取した鬼胡桃を戴きました。
小諸蕎麦打ち合宿の際、雷電道の駅で見かけます。かなりのお値段ですが人気の様です。大粒の胡桃は長野県東御市で開発されたペシャグルミの変種で殻も薄く可食部も勝るようです。
鬼胡桃は殻が厚く胡桃割り機でも難儀します。リスの好物胡桃ですね。縄文人も食料にしたのでしょうか?
一晩水に漬けてから空煎りすると合わせ目が開くと言いますが、如何なのでしょうね?
カメラ修理に使用する金床を台に合わせ目を金槌で叩くと割れたのです。
玄関前で割っておりますと通行人の目に止まるようです。庭で拾った事。里山に拾い集めた事。都会の珍しい光景は古里を思い起こすのでしょうね。
鬼胡桃の殻は大変固いので小片が紛れ込んでは大変です。大きな殻を取り除き、微細な殻も剣呑ですから笊で漉したのです。
薄力粉にも拘り京王百貨店8F富沢商店で求めます。生アーモンドホールを求める所、自宅に戻るとローストされたものでした。ま~ぁ!改めてローストが必要ないのが便利かもしれません。
薄力粉400g・甜菜グラニュー糖200g・ベーキングパウダー5g・粗挽きアーモンド粉50gをビニール袋の中で攪拌後、Mサイズ全卵3個にバニラオイルを数滴垂らしブレンダーで攪拌しアーモンドホール150gも加えて練り込みます。
玉子は旧津久井町根小屋で津久井在来大豆と味噌造りでお世話になっている生臭さが無い根小屋ファーム産津久井ふるさと玉子を使用しますから美味しさも一塩です。
粗挽きアーモンド粉を入れるのも隠居人風でより風味が増します。
4等分し整形後一次焼きをした後、切り分け2次焼きして完成です。
薄力粉400g・甜菜グラニュー糖200g・ベーキングパウダー5gをビニール袋の中で攪拌後、Mサイズ全卵3個にバニラオイルを数滴垂らしブレンダーで攪拌してから鬼胡桃140gとピスタチオ50gを加えて練り込みます。一次焼きの際、クッキングシート上に振る分量外の小麦粉が必要です。甘さは、好みで甜菜グラニュー糖を増減します。
4等分してオーブン190度25分で一次焼きが終わり、バニラの良き香りがします。
粗熱が取れてからパン切り包丁で切り分けます。
オーブンが冷えてしまいますので少し温かい内に切り分けました。
天板に並べ170度10分で二次焼き上げが終わり完成です。
完成すれば試食。自然の恵み鬼胡桃は濃厚な味わい。ピスタチオの風味と同居し中々の味わいでした。