修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2013.12.13【Vol.1034】
今年の蕎麦作りは明暗を分けましたね!北海道は長雨で不作、会津は台風で壊滅的な打撃を受けました。畑の一部をお借りして2011年の再来を願った根小屋蕎麦ですが、2度に渡る台風により収穫無しになりました。檜原村も昨年の不作に続き思ったほどの収穫になりませんでした。最後になりました商業作付けの蕎麦畑です。
お借りした蕎麦畑より2週間遅れの播種は同じように台風で倒伏しました。でも萌芽間もなかったので成長には大きな影響は受けなかったようです。
相模原市根小屋は肥沃な土地で大きな実を付けておりました。
津久井在来大豆栽培も当初より機械化され収穫作業が楽になりましたね!
農道に農協より借用したコンバインがやって来ました。内部を大豆用から蕎麦用に交換しましたが如何なりますでしょうか?
倒伏したのを手刈りするのは大変です。倒伏してもコンバインは何する物と刈り取る威力は目を見張るものがありました。
完全に乾燥していれば茎や葉は外へ排出されますが、美味しい蕎麦にするには実の黒化率70~80%で収穫しなければなりません。
始めて使用するコンバインで蕎麦を収穫出来るか不安がありました。其れは内部の網に茎や葉が詰まってしまうと言う不安があったからです。
10m程刈り取りとると停止して内部の網を清掃しなければならなかったのです。
此処を清掃しませんと蕎麦実の分離能力が落ちるのです。
コンバインのドラムは足踏み脱穀機のドラムと同じように蕎麦実を落とす突起があるのは機構としては完成形なのでしょうね!
ドラムの下部には実と不要物を選別する網があります。同じように不要物が堪りますから清掃が欠かせなかったのです。
隠居人、種蒔き後のカラス宜しくコンバインと併走して清掃役でありました。
今年も残り一月ほどで冬至を迎える季節。陽の入りが早くライトを点けての時刻となってしまいました。
茎や葉が混じってはおりますが、手刈り脱穀に比べますと実に汚れが無く綺麗です。
乾燥後、唐箕に掛け実のみといたします。
戴きました九条葱は葉の青い部分まで戴きます。柔らかく甘さのある九条葱はヌタで戴くことにしました。