修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2013.01.18【Vol.906】
桧原蕎麦の土寄せの帰り、9月4日に播種しました根小屋蕎麦の刈り取りです。
通常なら播種後、65~70日を目安に刈り取りを行いますが、一月以上も繰り下がり105日余になってしまいました。
何度も霜に当たり、実は落ち、野鳥の餌になっていました。
夏の最中、広さ10アールに種蒔きごんべえで息を切らせながらの播種でした。
一昨年の素晴らしい実りを想像していたのです。ですが、収量は35Kgの悲しさです。
例年なら100Kg近い檜原村での収量も35Kg。如何に天候の影響有りでも作物からのお話を聞かなければいけませんね!
傷心で東京に戻り、夕方から檜原村産蕎麦粉の収穫祭があります。
自宅に戻り出直しまでの時間が無くTULLY’S本社の喫茶部で休んでいると、蕎麦友が見えたのです。後ろ姿で隠居人と見分けたのです。早いね!と問うと「準備があるから。。。」でお手伝いすることにしました。
貴重な桧原産蕎麦粉を参加ポイント毎に計量します。
計量が終わりました。例年の1/3の配分となりましたが、美味しい年越し蕎麦になること請け合いです。
其れでは、蕎麦作りの苦労話を肴に酒宴が始まります。
裏メニューでした叩き海苔は表メニューに格上げとなり、常きげんに合います。
蕎麦屋定番の辛味噌。箸の先でちびりちびりと常きげんを味わいます。
ご飯の箸休めにも合いますね!
出汁巻き玉子は熱い内に食べてしまうのが宜しいようです。
間引きしました高麗人参のてんぷら。すこぶる元気の出る食材です。
昨年は旧望月町の蕎麦合宿が伊豆湯ヶ島となり求めることが出来ませんでした。
佐久を訪れた際にはお求めが宜しいと思います。元気で無い方は元気に、元気な方はより元気になること請け合いです。
青森産天然鯛の薄造り。新鮮ですので肝で味わいます。至福の一時ですね!
蕎麦屋が唸る蕎麦の膳・たかさごの蕎麦掻き。
作る方は重労働ですが、出てくると笑みがこぼれる一品。
冷めないうちにモチモチを味わいます。
例年より香りに難がありましたが、綺麗な鶯色の蕎麦切りが締めでした。
この瞬間が、厳しい山間での蕎麦作りの苦労を忘れさせてくれます。
2013年の蕎麦作りは豊作になり得ますでしょうか?
隠居人、齢を一つ増しての参加となります。