修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2015.05.22【Vol.1230】
欧州ではハーブの扱いより野菜として扱われています。生には独特と申しましょうか気分を落ち着かせる芳香があります。けれども加熱すると芳香が美味しさに変わると思います。
育て方は簡単で苗を見つけましたら庭に植えると良いですね。多年草で2年目から毎年収穫できます。英語ではフェンネル(Fennel)・フランス語ではフヌイユ(Fenouil)・イタリア語ではフィノッキオ(Finocchio)程良く育ちましたフェンネルを埼玉菜園から持ち帰りました。
パセリは料理の飾りだけではありませんね!残さずに頂きましょう。
東京の庭に植えてあり、摘みました。
埼玉菜園の帰り北千住富澤商店で求めたバター。業務用に無塩と加塩があります。
加塩でしか作ったことがありません。無塩でも調理の際に味を調えれば宜しいですから、無塩で宜しいのでしょうね!その内、無塩で試してみることにします。
揃えたのはバター450g・フェンネル・パセリ・大蒜です。
水洗いしたフェンネルの水気を拭き取りましたのが19gでした。
パセリが11gです。
フェンネル・パセリをフードプロセッサーで粉砕しますと水分が出てしまいます。
手数ではありますが研ぎ澄ました和包丁・京都有次で気長に微塵切りに致しました。
刻んだフェンネル大匙3・パセリ大匙2となり、下ろし大蒜一かけを加えて混ぜ合わせます。
冷やしながら100g毎に調えます。フェンネルバター(エスカルゴバター)は好評を戴いており、行き先が決まってしまいました。
春は浅蜊の旬ですね。ご近所さんより潮干狩りのお裾分けを戴きましたのでフェンネルバター蒸しと致しました。
浅蜊より出ました旨みがフェンネルバターと相まったスープを掬い、身を啜りますと堪りませんお味でした。
フェンネルバターには大蒜を加えてありますのでガーリックバターと同じですね!
試しにトーストに塗ってみました。これも、ありでした。
オリーブオイルに大蒜の香りを移したところで白ワインと浅蜊を加えボンゴレビアンコにしてみました。火を止めてからフェンネルの葉を加えると、これも堪りませんお味です。
フェンネルの効能効果として駆風・鎮痙・胃腸機能の調整・発汗・利尿・去痰があります。
又、古来より眼精疲労に効果ありのようです。PC疲れには良さそうですから積極的に利用したい野菜です。
草丈70cm越えでバルブも大きな玉葱並みに育ちました埼玉菜園産フェンネルです。
お店で見かけることが少なく元仏国蕎麦友さんに頼まれ持参したのです。
その際、伊国の友人がフェンネルを食べたいと願っています。お裾分けして宜しいでしょうかと訊かれたのです。隠居人、分けてあげて下さいと答えました。
後日、どの様に料理をしたのかFBを通じてメッセージを受け取りました。
バルブ部分と茎をセロリと同じように生サラダとして食べるようです。
異国で生まれ育った食文化に接することが出来、喜んでいる顔が浮かびます。