修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2016.06.17【Vol.1350】
車窓からは夏蕎麦が萌芽し、花の時期は見事な景色が広がっている事でしょう。お盆には新蕎麦が味わえます。
300年前の江戸時代から蕎麦の栽培が盛んで、幾多の飢饉を乗り越えるための知恵だったのでしょうね。昨今は蕎麦ブーム。作付け面積が拡大し「石川そば」と呼んでいます。が、販路を広げるにも同じ名の県名と間違えられるので良き呼び方が無いだろうか?と栽培農家は悩みます。
石川地区多目的集会施設にお邪魔して十割蕎麦打ちを致します。敷地内には地域の守り神曽布沢神社がありました。
たかさご会参加者・地元の方が見守る中地元産蕎麦粉使用の模範打ちです。
すわ~っ!東京から名店のおやじが地元産蕎麦粉で十割蕎麦を打つと言うことで秋田朝日放送の取材が入ります。
地元の方も飛び入りで蕎麦打ち体験。打ち方は真剣で無口ですが、見物人が囃し立てます和やかさです。
厨房では旧津久井町根小屋・根小屋ファームの津久井ふるさと玉子を持ち込み蕎麦の膳:たかさごの女将さん指導で出汁巻き玉子の焼き方を伝授いたします。
明日はお子様の運動会と出会いの良さ!お母さん。頑張って焼いています。
秋田と言えば「きりたんぽ」鍋は郷土料理です。きりたんぽ蕎麦が美味しかろうと用意戴きました。東京で食べる味と大きな違いがあり、地元が一番です。
きりたんぽ蕎麦は相性が宜しいのです。寒さを迎えましたら暖まるきりたんぽ蕎麦に致します。
地元の方が持ち寄りました白神山菜と漬け物の数々。酒粕漬けは絶品でありました。
お話を聞きますと道の駅へ出荷していると元気なお年寄りの答えでした。
何か目的を持つと若々しく元気で居られるのですね。漬け物で意外な野菜が「そうめんかぼちゃ」でした。又の名を金糸瓜と呼ばれ南瓜らしくない南瓜なのです。シャキシャキした歯ごたえが堪りませんでした。
地元の方々に地元産十割蕎麦を味わって戴きました。地元では石川そばとして親しまれており、特徴は、繋ぎに豆乳を使用する珍しさです。どの様な味わいになるのでしょうか?
試したくなります。
お借りした施設のお掃除を致しますと秋田県八峰町とお別れになります。
秋田県八峰町?とご存じない方もおられると推測いたしますが、龍角散のCMと言えばお分かり頂けるのでは無いでしょうか。秋田藩主・佐竹家北家21代当主の佐竹敬久知事と香川照之共演のお殿様編。秋田美人安田聖愛出演「花を見ればわかる」編があります。
宿のハタハタ館にもカミツレ(カモミール)の鉢が置いてありました。
羽田に戻りました時間は、丹沢の山陰に陽が落ちる時刻となりました。
翌日秋田朝日放送で蕎麦打ち交流の模様が放送され、放送時間は瞬く間に伝播し、多くの町民が見られた事と思います。画像は帰京を遅らせた地元出身の蕎麦友からでした。
放送されたことで道の駅では蕎麦粉が売り切れ栽培農家は喜びます。
又、秋田朝日放送では播種から収穫までの番組製作が決まった良し。
脚光を浴び蕎麦の作付けが広がり、休耕田の削減に至れば良いですね。