修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2014.11.28【Vol.1166】
自ら打ちました蕎麦は何事にも代え難いです。残念ながら蕎麦打ち合宿で打ちました蕎麦を味わうことが出来ず自宅で打つこととなりました。先ずは伸し板の掃除から始めます。
色合い良し、香り良し、伸びも良しの小諸霧下蕎麦粉は最高ですね!
浅間の裾1000mの斜面ですから水はけは良し、オマケに朝霧に包まれ、昼夜の寒暖差がありますので美味しい蕎麦が育ちます。刈り入れ後水分含有率18%に管理され、新宿仲町たかさごで自家製粉していますから拘りの十割蕎麦を打つことが出来ます。
何時もの蕎麦粉より加水割合は控え目でした。
8枚に畳みまして苦手な蕎麦切りに入ります。
肩の力を抜いてと無心の境地に入り揃った切りが出来たようです。
小諸より持ち帰りました辛味大根がせいろに似合います。
仄かな甘味を持ち合わせ味蕾に辛味の刺激が伝わり美味しゅう御座います。
名店で頂くと1枚では足らず費え考えると躊躇してしまいます。
自ら打てば脳が至福と捉えるまで味わえるのが良いですね!
手繰り寄せる長さでは無く。箸で持ち上げ辛汁に浸ける際に蕎麦橋が出来ません。
時として蕎麦橋の出来る蕎麦に出会い閉口する時があり、箸捌きに難儀し、フォークでも頼みましょうか?になる場面でもあります。
蕎麦の切れ端の蕎麦かりんとうと零余子の素揚げ胡椒塩が田舎侍のアテと致します。
翌日は趣向を凝らし、辛味大根とすだちを散らし味わいます。
すだちの爽やかな香りと酸味が辛味大根と手を繋ぎ美味しゅう御座います。
食欲の沸かない暑い時期には良いのですが、辛味大根の時期で無いのが残念です。