修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2014.12.12【Vol.1173】
超大型と話題になりました台風18号は東に逸れ倒伏を免れましたが、19号の強風に煽られ倒伏してしまいました旧津久井町石井さんの蕎麦畑です。
小昆虫受粉の頑張りもあり鈴なりに実っています。
出来れば収穫に望みたいのです。しかし、大豆収穫の時期と重なりコンバインの予約が取れません。使用状況に照らしますと一週間後に空きが出るようです。
一週間後か!比較的温かさが続いているのですが、其れまで霜が降りるか?降りないか?の神頼みとなります。
農道に忘れられたかのような菊がひっそりと咲いていました。
大凶作でした檜原産蕎麦を少しでも増やそうと、檜原村で唐箕から排出された葉混じりのゴミ?に再唐箕を掛けます。
願いは通じず、大方がゴミの排出口から排出され、歩留まりは僅かでした。
蕎麦の生育期間は短いのです。しかし、収穫後に残されている作業は大変なのです。
美味しい蕎麦を味わうなら、水分含有量18%は欲しいですね!
製粉会社から手当てすると水分含有量18%は管理上難しいと言われていますから十割りで打つことが出来ません。しかるに理解ある生産者を探さなければなりません。
右側の機械が石抜き機、何故か?小石が紛れ込みます。この後の機械破損を防ぐべく石小石を取り除きます。
左が磨き機です。玄蕎麦には埃等が付着しており、ゴミが付着したままですと綺麗な江戸蕎麦に繋がりません。どちらの機械も微細な粉塵を巻き上げ、マスク無しですと二つの呼吸隧道で多湿粘膜に粉塵が張り付きます。
石抜きをした玄蕎麦の外皮に微細な汚れが付着しています。
作業してから20分後、綺麗に磨かれた玄蕎麦になり輝きさえあります。
旧津久井町根小屋での作業は此処で終了。東京に持ち帰り新宿仲町蕎麦の膳・たかさごで粒選別され、粒毎に外皮剥きされ、丸抜きと言う甘皮に包まれた実になります。
残るは石臼で挽き、篩に掛けられて水分含有多くきめ細かい十割り蕎麦が打てる蕎麦粉になります。
ずっしりと重たい立派な白菜を頂きました。
ブロッコリーの旬は11月から3月頃迄ですね!
嫌み無く野菜本来の美味しさが味わえるブロッコリーも頂いちゃいました。
蕾に近いところの茎は食しますが、その手前の太い茎はゴミの運命です。
処が蕾の部分より茎の部分の方が栄養素のカロテンやビタミンCを多く含みます。
とは言っても繊維質的な処があります。薄く刻んで圧力鍋を利用し裏漉しを掛けると大方の栄養素を体内に取り込むことが出来ます。
最後にパルメザンチーズを摺り下ろし、コクを出してグリーンスープとしました。