修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2015.11.20【Vol.1290】
神奈川県旧津久井町根小屋にお借りしている我らが蕎麦畑は倒伏防止の麻縄を張る予定でした。しかし天候不順で張ることが出来ませんでした。
天候が回復した時点では十分すぎる成長をしてしまい2段に張ることが出来ません。
仕方なく、更なる成長を見込んで草丈以上の位置に麻縄を張り巡らせたのです。
残念無念、倒伏防止の麻縄へ届く前に台風の直撃は免れましたが強風で倒れてしまいました。
此方は大豆連作障害を避けるために播種した地元農家の畑。世話役さんより送られてきた画像は、黒化には数日を要す状況です。
神奈川県は津久井在来大豆を地域活性化にと生産が増えています。
蕎麦の刈り入れ時期と大豆の刈り入れ時期が重なります。昨年まで時期が重なることでコンバインの予約が取れませんでした。
ならば、と刈り入れ時期を想定し播種したのです。送られてきた画像は68日目に当たります。
コンバイン収穫には黒化率が十分で無い状況です。想定上の平均の生育日数75日に一週間足りません。
刈り入れ予定日は降雨で1日順延、生育日数が71日目に当たります。
先に送られてきました状況画像より黒化が進んでいる株も見受けられます。全体では6~7割でしょうか?
檜原村蕎麦畑では手刈り、はさがけをいたします。
「そばは刈られたことを三日知らぬ」と言われますので、葉や茎からの養分を吸い上げて熟する性質(後熟性)がありますので未熟実も完熟します。
とは言いましても花は下から上へと開花して受粉し完熟します。先に完熟した実は刈り入れの際に脱粒してしまうので厄介です。
兎も角、青森旅行が控えておりコンバインを動かしたのです。
倒伏していますのでコンバインに巻き込まないように補助をしながらの収穫になりました。
時々、フィルターに詰まりました茎の除去をしなければなりません。
収穫した実を手に取って殻を剥いてみました。甘皮が綺麗な緑色をしています。
間もなく陽は丹沢の山陰に沈む時刻です。倒伏で多くを望めない我らが畑も刈り取って貰いました。
最初の一袋が満たされました。結果は何袋になりますでしょうか?
我らが蕎麦畑は野鳥の餌と化していました。倒伏すると美味しい蕎麦の実を難なく食べられます。
地元農家さんの畑は上空に高圧線の鉄塔が横切っています。この電線に猛禽類が留まり獲物を狙っているのを小鳥は知っていますから食害に遭わないのです。
間もなく陽は丹沢の山陰に沈む時刻です。倒伏で多くを望めない我らが畑も刈り取って貰いました。
量的には根小屋で蕎麦作りを始めて最大の収穫量になりました。
未だ水分含水率が高いので18%前後まで乾燥させます。
蕎麦は収穫後の作業が大変なのです。未だ多くの茎が混ざっていますのでとうみに掛け除去。石抜きを経て磨き作業が残っています。
明日19日から蕎麦打ち仲間と青森旅行に旅立ちます。出発時間に合わせてAM4時起きです。目覚ましは役に立つのでしょうか?