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修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー

2015.11.13【Vol.1289】

燃える城ヶ倉大橋

紅葉の城ヶ倉大橋

青森へもみじ狩りの予定がありました。八甲田・城ヶ倉大橋・奥入瀬・十和田と高低差があり、全てを満たすことは無理な願いです。Webで見つけた酸ヶ湯ライブカメラは出発3日前の状態であり、繋がるたびにヤキモキしていました。

紅葉の城ヶ倉大橋

新緑の際、訪れました城ヶ倉大橋は目に優しい緑の濃淡に覆われていました。
Webで検索した画像は、山は燃え一条の橋が渓谷を跨いでいる姿でした。自分の目で確かめたいと蕎麦打ち仲間と2度目の訪問をしたのです。
既に陽は西に傾き対岸の山陰は暗部と化した陽の短さでした。
東京を出た時、寒さを予測した服装でした。が、十分ではありませんでした。
西に傾きました陽は寒さを道連れに山陰に沈もうとしています。先行蕎麦友に託した羽毛ベストで寒さを凌ぎます。

紅葉の城ヶ倉大橋

寒さは襟元から忍び羽毛の襟を合わせながら橋中央まで歩みました。
春は一部に雪崩が原因と思われる厚い雪渓下、谷を揺るがす蕩々たる流れ音がありました。
上流は酸ヶ湯、湧き出た湯を交えながら水量を増し、渓谷の両岸には火山運動を示す沈殿物が岩に見られます。現在遊歩道は立ち入り禁止。さぞ渓谷に降りて見上げる風景は素晴らしいものと想像します。

紅葉の城ヶ倉大橋

城ヶ倉大橋下流も燃えています。谷底に遊歩道だった小橋が確認できます。
ここで種明かし。持参のコンデジPanasonic FT-2で紅葉を撮影すると見た目より綺麗に撮れず平坦な写りになります。コンデジの限界か?SCNモードから「夕焼け」を選びました。
すると紅葉の濃淡が鮮明になりより鮮やかに写り込んだのです。コンデジを持参の参加者にも伝え喜ばれ「夕焼け」モードは見た目に近似した思わぬ効果をもたらしました。

紅葉の城ヶ倉大橋

遙かに望む日本最北端に位置する独立峰岩木山は、霞で麓が隠れていました。

紅葉の城ヶ倉大橋

怖さを抑え渓谷を覗きますと紅葉の補色の青森トドマツの緑が美しい。
その先V字になった右側の岩の形状から柱状節理では無いでしょうか?
火山活動がもたらした自然の造形柱状節理。橋建設の折りに引き上げられ、飾られている柱状節理を八甲田側の駐車場で見ることが出来ます。
http://www2.city.kurashiki.okayama.jp/musnat/geology/tisitugensho/seturi/seturi.html

紅葉の城ヶ倉大橋

二日目は風強く落ち葉を舞い揚げています。寒さ対策は上下にサーマル下着を着用。参加者の中には、腰にホカロンを貼り付け準備万端。
朝食時八甲田ロープウェー運休の知らせは届いていませんでした。でも山頂は風強く寒いでしょうね!と予定を変更。案の定、午前中で運休となりました。
春も強風で運休。最終日の天候に願掛けをいたします。

紅葉の城ヶ倉大橋

紅葉の城ヶ倉大橋

時間を繰り上げ奥入瀬・十和田湖に向かう前に柔らかな朝陽に照らされた城ヶ倉大橋に寄り道。前日と違う角度よりメディアに記録。強風は無情にも葉を木々から離別させ、低木の飛ばされた葉元に冬芽が固く閉じています。

地元紙東奥日報一面に上空からの城ヶ倉大橋紅葉の状況を伝えていました。
参加者とヘリコプターでも飛ばしたか?いやいや!失礼ながら取材費の制限から、そこまで掛けないだろうと鳩首談義。首相官邸の屋上へ侵入し、各地で物議を醸しているドローンではと想像した次第です。

隠居人 田口由明

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