修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2014.02.14【Vol.1060】
太くて立派なリーキ(ポロネギ)を根小屋で戴いて来ました。葱類は寒さが増すごとに凍結から身を守りますので美味しくなります野菜です。
替わり玉のように中心部まで綺麗な同心円を描いています。和葱も外見から判断が難しいですが、切り刻んでいきますと途中からトウ立ちする葱坊主が現れ、中心まで同心円を描くのは少ないようです。
先日、某TVで千住ネギの放映がありました。その昔は千住あたりで栽培されて名産だったのですね!現在は関東の各地で栽培され季節ごとに入荷します。吟味された葱問屋から届く千住葱は蕎麦店には欠かせないようです。
粗引き胡椒を振り、オリーブオイルでチョイと色づくまで炒めます。
この時点で加熱されて甘くなります。
水1100ccにコンソメキューブ2個を加え煮込みます。スープは砂糖を加えたかの如く甘いです。甘さが引き立つようお好みで塩を加え、味を調えます。
バケットが少し色づく程に焼き、チーズを乗せてオーブンへ入れます。
隠居人、余熱をするのが面倒なのでトースターを利用し、チーズに焦げ目が付き始めたら取り出しました。寒い季節、フーフーしながら戴くスープは体が温まります。
根小屋で戴きますブロッコリーは味に嫌みがなく素材そのものを味わう事が出来ます。
一般的には塩茹ででしょうか?塩茹ででも十分に根小屋ブロッコリーは美味しいのですが、
甘く美味しい茹で方をWebで拾ってきました。
畑に育っている状態を再現する様に立てて並べます。茎も捨てずに味わいましょう!
蕾が浸からない1cm程の水を入れ、強火に掛け、蓋から蒸気が漏れだしたら中火にして2分で火を落とし、ムラし1分。
笊に開けて荒熱を取ります。塩を加えていないのに鮮やかな緑に蒸し上がりました。
茹でた場合と違い旨みが湯に逃げ出しませんから、素材の旨みが凝縮されたようで甘く美味しいです。唯、根小屋ブロッコリーは柔らかくなり気味なので加熱時間を短くした方が良いようです。
http://cookpad.com/recipe/728042(参考記事)
大きな根小屋産聖護院蕪。どの様に調理すべきか悩みましたら、たかさご会の永遠のアイドル、マリリン様よりお手製の柚子味噌を戴いたのが福音でした。
味噌仕込みで余りました北海道南かやべ産天然真昆布で水出汁を作ります。
そして昆布出汁の沸騰直前に本鰹節削りを加え、火を落として漉し、基本出汁をつくります。出汁袋があれば簡単だったのですね!茶漉しでも良いようです。閃きが沸かないのは脳の硬直化でしょうか。
味醂と薄口醤油を基本出汁に合わせ煮汁を作ります。
フライパンで焼き色を付けた聖護院蕪に煮汁を入れ、アルミホイルで落とし蓋をします。
蕪は煮くずれを起こしやすいので注意しながら炊きあげました。
煮汁が染み込んで完成です。
柚子味噌と言えば味噌と柚子を合わせますね!戴きましたのは米麹・味醂・醤油・柚子果汁を合わせたもろみの様な柚子味噌でした。
京風に炊きました聖護院蕪と柚子味噌の相性は素晴らしい取り合わせでしたね。
柚子の季節は終わりましたが、レシピを請求しなくては。。。
根小屋で頂きましたベーターキャロットは、ニンジン臭ささのが押さえられ、甘いと説明を受けたのでポタージュにしてみました。
ベーターキャロット(2本)・ベルギーエシャロット1玉(玉葱代用可)・生米大匙1をバーターで5分程炒めます。水700ccとコンソメキューブ2個を加え、塩一摘みで味を調えます。
30分程でニンジンが柔らかくなりましたらブレンダーで粉砕し裏漉しを掛けます。
牛乳200cc(牛乳嫌いなら豆乳で代用)を加え一煮立ちしたら出来上がり。
彩りで残りましたのをチ~ンして保存した乾燥パセリを飾り、味わってみました。ベーターキャロットの甘さが美味しいですね!
従来品種のニンジンよりカロテンに含まれるα-カロテン、β-カロテンが豊富な品種です。
カロテンと言えば風邪予防でしょうか?チョイト可笑しいな??と感じたらニンジンポタージュが宜しいようです。ニンジン嫌いのお子さんでも美味しく戴けるのでは無いでしょうか?生食でも美味しいですが、手間もそれ程掛かりません。辰巳芳子さんが推奨する「命のスープ」として如何でしょうか。。。