修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2014.03.28【Vol.1077】
ピール作りをするのですが、風味として苦味を残しながら除去が難しいのです。
何度かの湯こぼしや水に晒したり、と手数がかかります。
この苦味の成分がナリンギンと言うポリフェノール。加熱をすると可溶性に変わって強く感じるようです。
では悪者のままかと申しますと、そうでもなく抗酸化作用・脂肪の分解・高脂血症に効果ありとかで、良薬口に苦しですね!
チーズグレーターで表面を削り油胞を壊します。削り節をなめてみました。苦い苦い!!暫く苦味が後味として残りました。多少の苦味を残してが、大人の味わいでしょうか?
上下を切り落とし、1/16分割の切れ目を入れます。果皮を剥いてから切り分けても良いのですが、直線的となりますからこの時点で切れ目を入れると姿が綺麗です。
実の方は背の皮を削ぎ落とし、腹の部分に包丁を入れ、袋を取り去ります。
砂糖及び蜂蜜に漬けて冷蔵庫へ。翌日美味しく戴けますね!
苦味を抑えるに第1回目の茹でこぼしを致します。
柔らかくなりましたアルベルト(内果皮)を削ぎ取ります。
アルベルト(内果皮)を湯がいてから落とすか?生の状態で落とすか?で苦味に違いが出るのか?考え方としては、内果皮にも苦味成分ナリンギンが含まれていますので、苦味の元が軽減されるのではないでしょうか。
短期に糖度を上げますと果皮が固くなりがちです。内果皮を取り除いて2回湯こぼしした後、20%砂糖液に一晩浸けておきましたのを水切りします。勿体ないとは思いますが浸けておいた砂糖水に苦味が滲み出ていますので捨てます。
水切りした重量が300gチョイでしたので150gのグラニュー糖を用意し、何回かに分けて投入し糖度を上げていきます。
随分と水分が飛びました。梨ブランデーを香り付けといたします。
此処からは焦げ付きに注意しながら、腰を振らずに鍋を振り振り、出来るだけ水分を飛ばします。
笊に並べて乾燥させます。乾燥未熟ですと飾りにするグラニュー糖が水分で融けて美しくありません。乾燥しすぎると塗布できない。乾燥時間は、お天道様と吹く風の見極めですね!
グラニュー糖を塗して完成です。塗してからは、お好みで若干の乾燥をさせても良いですね!
ワインだけではないのですね!鹿児島展で求めた萬世酒造限定蒸留「萬世紫」のアテとしたら合いました。甘辛のコラボでしょうか。。。
家庭での放置栽培。放置と言うからは消毒など致さないようです。
折角の実りです。そろそろ実落ちして大地に帰るところを戴きました。
悪戯の材料提供。感謝!感謝!でした。