木の芽の佃煮

二週間前は芽吹きの兆候でした。今週訪れますと程良い若葉に包まれていました“はじかみ”。鋭い棘を避けながら摘んで持ち帰りました。入浴後、指先が痛く拡大鏡で見ますと棘が刺さっていました。イタタです。
ゴミや枯れ枝を取り除き計りますと１００ｇでした。

二度ほど湯がきます。

冷水で半日灰汁抜きを致します。

ざっくりと包丁を入れ水分を絞ります。

お酒は良い物を使用した方が美味しいですね！
真野鶴本醸造大匙３、濃い口醤油大匙２、薄口醤油大匙１。味醂大匙３を調味料として弱火で炊いていきます。

葉の緑が見られ、ジュー・ジューと水分が飛んでいく音が聞こえます。

鍋其処に調味料がこびり付きだしました。焦がしては何もなりませんので火を止めキッチンペーパーを湿らせ鍋底を掃除します。

綺麗になりました。もう水分が飛んでいくジュージューの音は聞こえません。もそっと水分を飛ばしたいですね！最小の火に落と消したり点けたりして最後の仕上げです。
程良く水分を飛ばしますと、ヘラで掻き回さなくても鍋を揺すればコロコロ踊りました。

完成です。出来上がり量は５０ｇになってしまいました。随分と少なくなりましたね！
葉でこれだけの量ですから、花山椒なら集めるだけでも大変ですし、仕上がりは如何ほどになってしまうのでしょうね！
若葉の時期は短い木の芽の佃煮、味見をすれば強い香りと舌を痺れさせます。
是からお手頃値段になります筍ご飯に振り掛けると美味しく戴けるのでは無いでしょうか？

作りました木の芽の佃煮と冷凍保存しておいた青実山椒とちりめんを合わせてみました。
ちりめん１６０ｇ・砂糖１５ｇ・真野鶴純米２００ｃｃ・薄口醤油大匙２・濃い口醤油大匙１・木の芽の佃煮＆青実山椒適量。
最初にお酒と砂糖で柔らかくなるまで炊きます。
水分が少し残っている内に薄口醤油・濃い口醤油を加えます。
ほぼ水分が無くなりましたら木の芽の佃煮＆青実山椒を加えて炊きあがりです。
ますますご飯がすすんでしまいます。