修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2016.03.11【Vol.1327】
3本の剣先ネジを緩め枚数計盤&カバーを外します。
スプール軸を押さえてから固定ネジを外します。固定ネジの下には送り爪カムと枚数計送り爪があります。送り爪カムは偏心仕様になっており組み込み位置に注意します。
巻き上げレバー固定ナットを外し、巻き上げレバー共々外します。
3本の剣先ネジを緩め、秒時ダイアルを外します。
4本のネジを外し、シューを分離します。シューの下には調整スペサーが入っている場合がありますから、組み込み忘れに注意します。
接眼枠を外しますが、2枚の接眼レンズが外れることがありますのでテープを貼っておきます。
巻き戻しノブの貫通軸ネジを抜き、巻き戻しノブ及びフォークを分離します。
レンジファインダーの2個の化粧環を外してから、対物レンズ・摺動レンズを外します。
対物レンズはねじ切り仕様。摺動レンズは滑空仕様になっています。
レリ-ズ釦環を外します。赤丸①と②のネジを外します。
シンクロターミナルを外すには、赤丸部の剣先ネジを緩めてからゴム板を利用して外します。
動作確認の為に巻き上げレバーを取り付けておきます。
ファインダー掃除は棒プリズムを外しますと、接眼レンズの内側やビューファインダー対物レンズの内側の清掃が出来ます。
4本のネジを外し、ボディーマウントを分離します。
ボディーマウントを外したら現れた①のネジと②&③の外装ネジを外します。
本体とスカートを分離するには赤丸部の擬皮の一部を剥がさねばなりませんでした。
白数字の①~⑤のネジを外します。
赤数字の⑥~⑨のネジは遮光枠を固定しています。止める時にバカネジになりやすいので注意します。
シャター制御部が露出しましたので不具合に応じて原因を探ることが出来る状態になりました。