種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー
2014.07.11【Vol.175】
夏の風景を撮るでもお話したように人それぞれイメージは異なるでしょうが、今回は夏のスナップを探してみます。涼を感じさせるという、日本ならではの季節を感じさせる雰囲気の写真でもよし、夏祭りのイメージでもよしです。水族館も水を連想させるので夏のテーマとしてはいいかもしれません。花火のような大きなものから蚊取り線香のような小さなものまで、夏ならではの身近なスナップは探すと意外と多くあるものです。
普段テーマを持って撮影されている方には特別難しいことではないでしょうが、何を撮っていいかわからない、どういう風に撮影していいかわからないという方にとっては、一定の被写体を継続的に撮影し続けることは意外と難しいことです。手当たり次第に何でも撮るのもOKですが、その中でも特に自分が好きな被写体もでてくるでしょう。撮っていくうちに楽しくなり、好きになる被写体も多く見つかるはずです。
今回のように季節をひとくくりにして、撮影を繰りかえしてみ手はいかがでしょう。まずは被写体を探す目を自分で養うこと。こういうものだという固定概念ではなく、こういうのもアリかなと自由な発想で被写体を見つめ、カメラで自由にフレーミングするといいでしょう。夏本番に向けて自分の身の回りで見られる季節感ある被写体を探して見ましょう。
作例は、ソフトフォーカスで魅せる風鈴、店先に飾られた番傘、画面いっぱいに多重露光した花火です。