カメラのキタムラスタジオマリオカメラのキタムラ

デジカメプリント・フォトブック・カメラのことはおまかせ!

閉じる

種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2014.12.26【Vol.199】

イルミネーションの話し その3

前ボケ無し 基本の写真

ボケだけを作った写真

完成 合成した写真

ピントを合わせた写真

ピントを外してぼかした写真

多重露光したもの

クリスマスシーズンのイメージが強かったイルミネーションも最近では12月から翌年2月中ごろまで楽しめる、冬の風物詩となりました。LEDによる低コスト省エネの効果も大きいのでしょう。赤や青、白などの色とりどりの電飾もLEDならではで、高輝度のLEDは鋭く直線的な光を演出してくれます。ただし昔の白熱電球やセロファンの色とは少し違い合ったい雰囲気やぼんわりと電球周辺が淡い光に包まれる様子はなかなか出てくれません。 そのため前ボケなどを生かした撮影も多くなります。ただし主題とするイルミネーションに適切な前ボケが現れるとは限りません。その際に多重露光やPCでの合成が役立つときがあります。最近ではカメラ内での多重露光機能(重ね撮り)も普及しているので、撮影時に手軽に前ボケを生かしたイルミネーションを撮影できます。カメラで多重露光できなければPCの画像処理ソフトなどで合成することも簡単です。ただし、撮影時と違い被写体の大きさや重ね合わせるイメージをしっかり確認して行わないと、違和感のある合成写真になってしまいます。

実際の撮影では、一枚はピントをイルミネーションの光源にしっかり合わせたものを撮影し、その後多重露光でもう一枚、光源に近づいてわざとピントを外して丸ボケを作ったものを撮影しておきます。おさらいですが、ボケを大きくキレイに写すための条件は、「広角レンズより望遠レンズ」「絞るより開放F値で」「F値が暗いものよりは大口径レンズで」「前ボケの場合はぼかしたいものに接近して撮影する」といった条件がありますので、ぜひ一度自分好みのボケの大きさをコントロールしてみてください。

色の仕上がりを大きく左右するWBですが、赤みを出すのであれば、太陽光、白っぽさやクールなイメージをを出すのであればAWBや電球に設定るるといいでしょう。また重ね合わせるイルミネーションの色は同系色でまとめると違和感がなくなります。

関連するコラム

2014年のコラム一覧へ

2014年のコラム一覧へ


LINEで送る
 
年賀状印刷なら最短1時間のカメラのキタムラ 2025巳年(令和7年)
年賀状印刷なら最短1時間のカメラのキタムラ 2025巳年(令和7年)