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種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー

2017.08.25【Vol.336】

水族館で撮影する

アカクラゲ

カクレクマノミ

フレンチエンゼルフィッシュ

屋外に比べて比較的暗い水族館内。まずは手ブレ、被写体ブレを防ぎましょう。見た目では明るく感じる水槽も実際は間接照明などの弱い光の場合もあるので、ISO感度を高くして撮影します。デジタルカメラの高感度性能は新しいものほど良いので、最新のカメラであれば積極的にISO感度を高くしてみましょう。ノイズの問題が解決したわけではありませんが、5年ほど前のデジタルカメラでは実用性が低かったISO6400、ISO12800などの高感度撮影が今では優れた性能になったと感じます。もちろん、手ブレや被写体ブレを避けるための高感度撮影ですので、ブレないシャッター速度が求められるのであれば、必要以上にISO感度は高くしなくてもOKです。作例では絞りを開放にしてISO3200~ISO6400で撮影し、WBはオートで撮影しています。画像処理によって少し青味をもたせてみてもキレイです。

水族館やショーウィンドの撮影の際に多い質問ですが、PLフィルターを使用しても正対する反射面への効果は薄いので注意です。レンズをアクリルへ近づけたり、密着させることで、反射を防いだり軽減させる必要があります。また、ピントあわせに関してですが、AFの設定は任意のAFポイント一点の測距よりは、複数のAFポイントで被写体を捉える「ゾーンAF」などが有利です。水槽内の魚を追いかけるようにカメラを動かしながらシャッターを切るよりは、レンズをやや広めの画角にセットして、フレームインしてきた魚を狙うようにすると比較的楽に撮影できます。

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