修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2013.12.06【Vol.1032】
山梨の蕎麦友より譲り受けました嬉しい渋柿が届きました。
干し柿は手数がかかるので高いですね!となると手作りしかありません。
程良く気温も下がり、待ちかねた北風が吹く予報でうってつけとなります。
東京の柿の木は甘柿(埼玉菜園の次郎柿)実生ですので渋柿となります。
干し柿作り作業を集約するに近所の方の応援を得て収穫することにしました。
柿や柚は全てを収穫せず実を一つ残します。是を「木守り」と言うそうです。
残した実は鳥が食べます。糞と一緒に種も落とします。それがまた新しい芽を出すので次世代に続くのです。
風が吹けば、になりますが理にかなった先人の知恵と言えますね!
昨年よりは数を減らしましたが大振りの立派な出来です。
この日以来、拙宅を含めて4軒の軒先は吊し柿がぶら下がり里山の風景と化しました。
一番の健康優良児?は275gの大玉でした。
隠居人、もくもくと都合115個の皮剥きを致しました。
T字に残した枝を縛り一連5個と致しました。
T字に枝を残さないと干し柿が作れないのか?種種の干し柿クリップが販売されておりI字の枝でも吊り下げることができます。
隠居人、念のため「柿クリップC型」を手当てしておきました。
200個で1,880円送料と代引き手数料が1,015円の2,895円と辛い出費となりました。
熱湯を沸かしカビの発生を防ぐに外観を消毒致します。
現代の住宅仕様は軒先が無いので物干し竿に吊るします。
干し柿作りに雨は大敵です。100均でレジャーシートを求め覆います。となれば、晴れの日は朝に外し、夕方に覆う作業になります。
大量に出ました皮は捨てるか、ですね!今までは清掃局に引き取って頂きました。
破棄しない利用法としては乾燥させて沢庵漬けや白菜漬けに利用しますね!都会では、利用をする方は少ないようです。
無農薬渋柿で作りました柿酢は健康的で良いとされてますが高いです。ではと、柿酢を作ることに致しました。完成は年明けになります。
干してから3~4日すると表面が乾いてきたら柿揉み作業をします。揉むことで繊維が解れ柔らかく仕上がりますし、完成までの時間短縮となります。
果糖が滲みだして粉を吹き出しました。色味も飴色で綺麗に仕上がりました。
更に乾燥させますとコロ柿となり固い干柿になりますね!
隠居人、この状態を冷凍して楽しむのが好みです。
仕上がりの色味が飴色になるものと黒化するものと差が出てしまいました。
お店で売られているのは外観が綺麗ですね!
黒化を防ぐに良い方法が無いかと調べてみると陽に当ててはいけないとの事でした。
もう一つは硫黄を燃焼させて生じる亜硫酸ガスで薫蒸する方法でした。
当然硫黄が残留しますね!食品衛生法での残留濃度は30ppm以内と規制されています