修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2013.01.11【Vol.903】
お洒落な蓋のジャム瓶が届きました。
この後、メールマガジンが届きまして送料無料の割引価格、運がありません隠居人です。
相模原市根小屋にて、ありがたい家庭で育った無農薬の柚を頂きました。
タワシで汚れを落とし横に二分割、スプーンの柄で種を穿り、果汁絞り器で絞ります。
種はペクチン用に使用します。
化粧水を作ると肌がツルツルになるようですね!
(柚化粧水の作り方)
http://www.town.moroyama.saitama.jp/www/contents/1285057011586/
参考にして下さい。
思いの外、柚の果汁は少ないですね!蕎麦つゆと合わせれば、そんじょそこらの柚ポンズと違います。鍋が最高です。
苦味を抑えるために果皮から中果皮を削ぎ落とします。取り除いた中果皮は種と合わせてペクチンを抽出します。
果皮を刻み、塩を一振りして、湯がき苦味を抑えると共に柔らかくします。
この時点で、果汁と刻んだ果皮が1kgでした。
クエン酸を加え、種と中果皮から抽出したペクチンは700ccになりました。
ゲル化剤としてペクチンは販売していますが、なるべく副産物から作るようにしています。
何時ものFRONTERAが売り切れでした。同じチリ産白ワインCHARDONNAY種を使用しましたが、チョイト高めの720円でした。
300ccを煮きります。
果汁・果皮・煮きった白ワインを加え、灰汁取りを丁寧にしながら煮込んでいきます。
途中で抽出した柚ペクチンを加えます。
一度に加えると果皮が固くなるので、用意した甜菜グラニュー糖300gを3回に分けて加えます。
糖分を加えるとペクチンがゲル化してきます。冷えるとゲル化が増しますので杓文字から滴り落ちる状態を確認しながら好みの固さを決めていきます。
小皿に取り、冷蔵庫で冷やしてゲル化状態を確認しても良い方法です。
色味の良い根小屋産柚ジャムが保存瓶(150cc)8本分出来上がりました。
酸味と程良い甘さが美味しいく白ワインを添加することでマイルドな仕上がりです。
年が明ければ柑橘類が旬を迎え、ジャム作りに勤しむ季節の到来です。