修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2013.05.03【Vol.949】
過日、相模原市根小屋を訪れた際、お世話になっている石井さんの「津久井ふるさとたまご」直売所で試食してカントゥッチを求めてしまいました。
間もなく開店致しますイタリアレストランL’linsiemeの委託販売品のようです。
カントゥッチはイタリアトスカーナ州を代表する焼き菓子、2度焼くことから別名ビスコッティ・ディ・プラートと呼ばれています。ビスは2回、コットは焼いたが語源との事です。
隠居人カントゥッチを知りませんでした。Webで調べますと、何とか作れそうなのです。
奇遇ですね!新宿西口イベント広場に埼玉菜園の街にある製粉会社が出店しており、埼玉産小麦とのことで粉をGET!!
http://www.maedashokuhin.com/
薄力粉300g、全粒粉100g、粗挽きアーモンド50g、ベーキングパウダー5g、グラニュー糖200g、三温糖150gを良く合わせます。
砂糖の量はお好みで増減致します。
バニラオイルを数滴加え攪拌致します。
そして、合わせた粉に卵液を加え捏ねたのは良いのですが、Webで検索した状態より固めなのです。
卵にもMやLがあるね!と独りよがりしまして根小屋で求めた小振りの「はつたま」を追加したのです。状態は近くなりましたが、後に大きな間違いだった事になります。
200度で10分焙煎したアーモンドホールを加えて混ぜます。
トレーにクッキングシートを敷き並べたのですが、生地が柔らかくみるみる潰れて広がっていくのです。蕎麦で言えば加水しすぎたズル蕎麦状態。アーモンドホールも肋骨のように浮き上がってしまいました。
万事休すなのでしょうか?取り敢えず150度で15分焼いてみました。
お~っ!!一枚になってしまいまい出来損ないのイギリスパンだよ!
オマケに焼き加減も不均一です。ま~ぁ良いか。包丁で接合面に沿って切り離しました。
粗熱を取りましてから15mm幅に切る訳ですが、アーモンドホールを綺麗に切れるのか心配でした。パン切り包丁にすべきなのか?包丁で良いのか?でしたね!
選択したのは、過日、阿波国蕎麦友さんに研いで頂いたグレスデン包丁。
流石、研ぎ師?です。綺麗な断面となりました。
切断面を上にして再度150度で15分焼き上げます。
カチカチに焼き上がりまして粗熱を取っている所です。
チョイト切れ端を食べてみました。歯ごたえがあるね!味は近い物に出来上がっているようです。初めての挑戦ですから良し、とするか。。。
翌日、朝コーヒーに浸し楽しみました。美味しいね!家族も喜んでくれました。
次回は、松の実・レーズン・クルミも加えようと、話すとクシャクシャにするよりアーモンドのみの単純さが良いと窘められてしまいました。
チョイトした発想で粗挽きアーモンドを加えたのが好評に繋がったのか?
素材の配合を替えて挑戦したいと思います。