埼玉菜園育ちの柚子胡椒

津久井在来大豆と味噌作りに参加しております。その関係から相模原市緑区根小屋で柚子を頂いてきました。当初は青かったのです。埼玉菜園産青唐辛子の収穫を待っている間に黄色へと姿を変えていました。
柚子胡椒を何度か手作りし柚皮は摺り下ろしていました。摺り下ろしは香りが弱く感じていました。此度は果皮を薄く剥いたのです。所が柚子の果皮は剥きにくいのです。おまけに油胞が壊れ精油成分が滲みだすと滑り剣呑でした。

果皮は思いの外固く少しずつ刻むのですが跳ね飛びますね！

良い香りを嗅ぎながら微塵切となり１３０ｇでした。

埼玉菜園に一株植えた唐辛子。出掛けるたびに収穫して冷凍保存しておき、量を確保したところで柚子胡椒作りを致しました。
この青唐辛子を扱うに当たっては用足しをしておきます。保護眼鏡は必数です。マスクは状況に応じて致します。
そして肝腎なのは保護手袋をすることです。素手で扱いました場合は傷さえ無ければ大きな問題はありません。しかし、これだけの青唐辛子を扱いました後はカプサイシンの作用でポカポカになり洗いましてもなかなか落ちません。コーヒー滓を利用すると良いとの情報があります。蔕を切り落とし、縦半分に切り、スプーン等で種をこそげ落とします。
冷凍致しましたので水が出ます。殺菌を兼ね果実酒用焼酎のアルコールの作用で水分を除きました。下処理した青唐辛子は１３０ｇありました。

ざっくりと刻みます。

最初は洋包丁で刻んでいましたが、途中から和包丁有次に換えました。
刃渡りが長く重さもあり、その上切れ味が違います。

柚皮・青唐辛子を擂り鉢で当てます。

より香りを楽しむために柚子果汁を加えます。

使用する塩はできるだけ良い物をと青ヶ島産ひんぎやの塩を１０％の２６ｇを計ります。

塩が満遍なく混ざるよう再度擂り鉢で当てます。

完成です。この時点では若干の青臭さを感じますが、寝かせますと青臭さも消え塩の角も取れていきます。
手作りの柚子胡椒は仕込みに手数がかかります。でも市販品と比べ物にならない美味しさが待っています。
此度は贅沢に柚子と青唐辛子１：１で若いですが翌朝味見をしますと“今夜は最高！”でした。