修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2013.12.20【Vol.1039】
Webサーフィンしていましたら面白い甘いみかんの見分け方がありました。
それは、さのうの数が10袋以上あれば甘い。9袋以下はすっぱいみかんだとありました。
となりますと、右のミカンはすっぱく、左のミカンは甘いことになります。
蔕を取るとお日様マークが現れ、さのうの数を反映していると言われています。
お店で一個一個蔕を取り、数を数えるわけにはいきません。今は光センサーで糖度選別して糖度表示を信じて求めるしかありませんね!
因みに撮影したのを剥きますとさのうの数が11個で甘かったです。無農薬で育ちました埼玉菜園産みかんは酸味と甘さの比が良く隠居人好みです。
酸味があるからと言ってすっぱいのとは違います。甘いだけより酸味を感じた方が美味しいと隠居人は感じます。
埼玉菜園産はじょうのう膜が固いので果汁を絞り、ジャム作りをいたします。
果汁を1500cc絞りました。
果皮に付いているじょうのう膜を取り去ります。
苦味軽減の為、湯がきます。
中果皮は苦味の元ですので取り去ります。
始め削いででいたのですが、効率悪しなのです。そこで肉用ナイフに代えて魚の皮剥きの要領で幾分刃を果皮側に立てるようにすると綺麗に取り去ることが出来ました。
果皮を刻む場合に果皮を表側にするより裏側にした方が滑らずに刻むことが出来ました。
甜菜グラニュー糖450gと白ワイン200ccを煮切り加えます。
圧力鍋で4分加圧して蓋を開けると緩いのと果皮が固めでした。再度、4分の加圧をしました。大実金柑はこの時点で緩いゼリー状になっていました。じょうのう膜を含めなかったのが原因か?大実金柑には種があるのでペクチンを作れたからなのか?
急いで柚子を持ち出し、ペクチンを作ったのです。
でも、なかなかゼリー状にならないのです。余り煮詰めますと糖度が上がり、超甘いジャムに仕上がってしまいます。
解決策が神奈川県の農産物の上手な利用法(ミカンジャム・作り方のアドバイス)にありました。其れは、(http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f450009/p580739.html)を参照し、早めに2個分のメイヤレモン果汁を加えました。
ペクチンは砂糖と出会うとゼリー化する物と思っていましたから、新たな知識を得たことになります。
通常のジャム作りでは、最後に酸化防止でレモン果汁を加えますが、その時点では煮詰めていたわけですから助かりました。感謝です。
総量1100mlのみかんジャムの出来上がりです。用意した甜菜グラニュー糖が450gでしたので41%の糖度になりました。それに、みかん自体の果糖を加えますと50%を越えたことになります。
翌日、幾分馴染みましたので味わってみました。う~ん??淡白と想像した埼玉菜園産みかんジャムは、収穫時期が良かったのか?濃い風味に仕上がっていました。収穫量が少ないので無理ですが、もそっと作りたかったですね!