修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2013.12.20【Vol.1038】
家庭で育ちました無農薬、大振りの金柑を戴きました。でも頭部に凹みがあり一般的な金柑とに違いがあります。一つ味わってみました。仄かに弱い金柑の風味がします。
水洗いで汚れを落とし、種を除きます。一般的な金柑より種の数が少なく、みかんの種の形状に似ています。
取りだした種からペクチンを抽出したいのですがクエン酸を切らしていました。
困りましたね!酸なら良いよね!と白バルサミコスを試してみました。
お~っ!!指で確認するとヌルヌルし、抽出されたペクチン粘液で種が輝いています。
思わぬ結果でしたので、今後クエン酸からバルサミコスに代えることにします。
ワンコインのチリ産シャルドネ種白ワインを求め味見を下のですが、後味に苦味を感じ美味しいと思いませんでした。使用することで仕上がりに影響が出るのか?150ccを煮きります。
刻んだ大実金柑は780gなので40%の甜菜糖を用意しました。
煮切りました白ワイン、抽出したペクチンを加え煮込もうと考えたのです。
果皮を柔らかくしたいのですが、通常の加熱で時間を要しますので圧力鍋を試すことにしたのです。自己流で弱圧力用の重りを取り付け5分加圧としたのです。
加圧が終わり取り出すとビックリでした。ほぼ完成状態なのです。果皮は原型を止めていながら柔らかいのです。粘度も申し分ありません。圧力鍋マジックです。
甘さを確かめます。う~ん!!当初煮詰める事が前提でしたが、圧力鍋を利用したことで嵩が減りません。ですので甘味が薄いのです。
オマケに後味に苦味を感じる大人の味です。馴染むことで変化を期待します。
50gの砂糖を追加して良しとしました。
煮詰める方法なら40~50%の糖度になったと思います。
しかし、圧力鍋を利用したことで大凡1,100ccの量になりましたから糖度28%になったのです。
50gを追加したことで32.9%迄糖度が上がり、オマケの果糖を加えると40%台に乗りましたでしょうか?メイヤーレモン1個分の果汁を加えて完成と致しました。
一晩寝かせました大実金柑ジャムを味わってみました。苦味が和らぎましたね!
FBのジャム友よりコメントを戴き「柑橘系は寝かせることで味が馴染む」と教えられ、その通りになりました。
埼玉菜園産の樹上完熟キウィーと共に美容効果ある朝食になりました。