修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2016.02.19【Vol.1319】
元祖わさび飯つづ久の斜め前に銭湯があります。銭湯に赴くのは半世紀ぶりです。子供の頃育ちましたのは葛飾のハモニカ長屋ですので内湯はありませんでした。
夏は汗疹になりますので雨戸を立てて盥の行水でした。
時代は移り内湯が広がり銭湯は冬の時代です。でも開放感は内湯の比ではありません。
値段は460円。新宿区に居住する蕎麦友は区より入浴手帳を配布されており、月4回無料です。これも銭湯を残す為の行政補助事業なのですね。
推奨はしていませんが、お得意様は入浴道具をキープしています。
偶に姿を消す様です。
子供の頃の銭湯は高い煙突に高い天井で2階の窓より湯気を逃がす構造でした。
脱衣場はロッカーでは無く脱衣籠でしたね!そして描かれている絵は富士山に帆掛け船。
絵は女湯にも繋がっており、憧れの番台がありましたね。
体重計は百貫表示。その後、メートル法に替わりました。
両湯は仕切りのみ。お互いの湯浴み音が天井で反響します。
出る時は一声掛ければ済むのです。古の銭湯の風情は失われておりました。
入り口に七草の籠が。。。新年も1/12を終えようとしています。
外は大寒らしい気温です。湯浴み後の水分補給は麦酒に限りますね!
卯の花が美味しゅうございます。
きぬかつぎは丁寧な下ごしらえです。
寒の内なのに早新玉葱の季節を迎えています。今日は蕎麦打ち仲間と新玉を味わう集いです。予約をしてあり、備長炭でじっくりと蒸し焼きにしていました。
寒の内なのに早新玉葱の季節を迎えています。今日は蕎麦打ち仲間と新玉を味わう集いです。予約をしてあり、備長炭でじっくりと蒸し焼きにしていました。
二重のホイルを開きますと備中高松城。スープに新玉葱が鎮座しています。
ベーコンとバターの塩気のみに黒胡椒の香りが香しい。
トロトロの新玉葱を味わった後は付随の匙でスープを味わいます。玉葱自体から出ましたスープは至極の味ですね。家庭でも試しましたが、備長炭の蒸し焼き程スープが出ないのです。
初めての料理「めんえくぼ」。馬鈴薯をかつら剥き後、千切りした素麺の細さです。
素揚げしてあり、備長炭できつね色に仕上げます。笊に盛られて太刀持ちは餃子皮の素揚げが添えられていました。塩を一振りした素朴さは麦酒にとても合います。
武蔵野大地の地下で軟白栽培されている東京野菜ウド。香りは山ウドに負けますね!
上品な香りとシャキシャキ感が酢味噌と良く合います。
ウドはアスパラと同じく成長が早い。昨年の埼玉菜園で収穫時期を逸してしまいました。
タラの芽も出回り始めました。仄かな苦みは大人の味わい。
自然界の芽は固く閉じています。芽を付けた枝を節毎に切り分け、加温し疑似春を作り出すと、春だじぇ~!で芽を覚まします。
裏メニューきんき鍋。刺身の注文が入らないと味わえない逸品です。
キンメと異にしたキンキは高級魚。高級魚の良い出汁が出ます。う~ん!至極の一時です。
一通り具とお出汁を味わってから雑炊と致します。体が温まります。
〆は元祖わさび飯。注文を受けてから炊きあげたご飯は熱々。そこえ摺り下ろした蝦夷ワサビに醤油を垂らし、混ぜ和すのです。
すると、下ろしている間も店内に充満しますが、わさびの辛み成分が揮発し目をしばつけます。刻み海苔を乗せ一口。鼻呼吸は御法度。鯉の如く口をパクパク。
刺激を感じ消えていきます。呼吸法を間違えると鼻の奥にツ~ンと来ます。