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修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー

2016.06.10【Vol.1348】

秋田角館

秋田角館

普段は白河夜船の時間に起き、登りたての朝日の眩しさに目を細め駅舎へ向かいます。
早朝のお仕事なのでしょうか?座席は満席。都営浅草線に乗り換えて泉岳寺でエアーポート快特に再度乗り換え。品川の次が空港駅でした。
第一と違い朝食のお店も簡素です。ホットドッグで凌ぎ空の旅人となりました。
左手に独立峰の雪被る鳥海山を垣間見れば間もなく秋田空港へ到着します。

秋田角館

北国に春が訪れ田植え作業が随所に見られます。代掻き中ですので明日は田植えですね。植え付けるのはアキタコマチでしょうか?

秋田角館

創業嘉永6年安藤醸造元花上庵。お醤油は塩分が強く断念。10倍に薄めた「しろだし」を飲んでみた。旨い!それもそのはず岩魚のしょっつる(魚醤)を使用しており一番人気。煮物等に使用すれば旨かろうと求めた証として出迎え人形?のお盆に載せて記録する。

秋田角館

佐竹藩と訊けば浮かぶのは「佐竹本三十六歌仙絵巻切断事件」と言われる衝撃的な事件でした。
http://homepage2.nifty.com/seigakudo/satake.htm
武家屋敷通りはしだれ桜の花が過ぎ、喧噪な季節を終え、しなだれた枝に若葉を従え目に優しい緑に覆われています。花の時期も良いのでしょうが、静寂のなかに人力車の回転音と少ない観光客の靴音が武家屋敷内に吸い込まれていきます。

秋田角館

日々の生活の営みある屋敷は未公開の表示がありました。
公開されている青柳家を拝見します。武器蔵には家宝の武具・文献が収めてあり、展示物の着物は当時の女性の小柄さを物語っていました。

秋田角館

秋田県指定文化財の松本家。曲がり家屋は茅葺き。20~30年ごとに吹き替える茅葺きは職人確保、茅の確保に相当の費えが掛かると言われ、囲炉裏の使用がありませんから寿命が短くなっていると思います。

秋田角館

食事処・ふきやで稲庭うどんを味わう。後で分かった事ですが、知る人ぞ知るお店だったようです。

秋田角館

地元出身の蕎麦打ち仲間の案内により脱輪しそうな道を進み、幾分?成長したタラの芽を摘んだのです。

秋田角館

関東では亀甲に囲まれた文字は萬ですよね!秋田では南なのです。調べると元禄元年創業の柴沼醤油醸造が茨城県土浦市にあります。亀甲の中文字は「正」で土浦城の堀が六角をしていたから、と言われているようです。
何故、醤油メーカーの商号が亀甲紋なのか?亀甲紋が醤油の代名詞なのか?歴史を紐解くと面白いですね。

秋田角館

今夜の宿は五能線あきた白神駅前、秋田音頭に謳われている八森ハタハタのハタハタ館です。運良く普通列車がやって来ました。

秋田角館

能代駅前市場で見繕った地物の真鯛とボタンエビを宿で調理頂きました。
これは堪りませんで、秋田のお酒が進んでしまいました。

秋田角館

宿の料理の他に摘んできましたタラの芽・コシアブラの天麩羅と腹回りが気になりました。

秋田角館

部屋飲みは地元出身の蕎麦友がワラビ・山菜の王様シドケ・山菜の女王アイコを用意戴きました。初めて戴くシドケ・アイコは美味しく白神の恵みを堪能いたしました。

隠居人 田口由明

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