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2013.10.04【Vol.136】

コスモスの撮影の話

コスモス1

コスモス2

コスモス3

コスモス4

早い場所では8月下旬、おもに9月から10月末頃までで見頃を迎える秋の花にコスモスがあります。ピンク、白、黄色、オレンジといった鮮やかな色を持つ小さなコスモスが辺り一面に咲いている情景は見事です。ただしそれを撮影する際、単純にワイドで狙うだけでは少し物足りません。花びらの形がなるべくきれいなものを選び、まずは単体で狙ってみましょう。それから、背景、もしくは前をぼかすための花を探していきます。一つの画面に複数の細々したコスモスがちりばめられるよりはシンプルな画面にまとめたほうが被写体は浮かび上がります。180mm程度の望遠マクロを使えば比較的離れた位置からコスモスにアプローチできるので便利です。

コスモスは密集したり高さがまちまちに咲くことが多いので、ある程度の撮影距離がある方が撮影は楽に行えます。大きいものでも直径10cm程度のお花ですので大きく撮影するためにマクロや200mm程度の望遠レンズが必要となるわけです。太陽の位置は順光、逆光どちらでも効果的に撮影できます。ただし、あまり光が強くあたる順光では花びらの影が出たりしてコントラストの強い写真になりがちです。特にピンクのコスモスは光の強くない薄曇りの際に撮影すると、きれいな淡いグラデーションが表現できます。順光だとどうしてもコントラストがついて色は濃く出てしまいます。

一方で、逆光の位置でコスモスの葉が透けてみえる裏側を狙ってみるのも面白いでしょう。淡いグラデーションは消えてしまいますが、花びら独特の模様や彩が立体的に表現できます。なお、逆光の場合はマイナス、順光で特に淡い色(白やピンク)の場合はプラス1程度の補正を目安に撮影するといいでしょう。ちょうどシーズンを迎えるコスモスの撮影にチャレンジして見てはいかがでしょうか。

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