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2013.12.06【Vol.145】

冬の滝の撮影話 その2

WB太陽光

オートWB

WB4500K

WB5000K

以前もコラムで触れた冬の滝の撮影話ですが、ここでは特にホワイトバランスの変更による仕上がりの違いをみてみます。まず、滝の撮影である以上、シャッター速度の変化(高速側と低速側)によって滝の表情に変化をつけることができます。周辺の環境は四季に応じて変化するという点も、多くの滝撮影では共通です。

また、以前も書きましたが、「測光方式や、天候にもよりますが、特にライティングがフラットな状態であれば、補正無し、わずかにアンダー(マイナス1/3 2/3)程度で撮影しても滝の白さは出る」ということなので、背面液晶に映し出された画像の明るさだけに頼って露出を決めてしまわず、後のPCでの調整を考えて白トビだけは起こさないように注意して露光しておきましょう。

そして、WBを変換して撮影する方法です。デジタルカメラであれば電球モードにすればOKと以前も書きました。これは「冬の滝」という寒さや冷たさを演出するのに簡単に行える方法です。コンパクトデジタルカメラや、携帯、スマートフォンなどでもWBの変更機能が付いているものがあるので試してみるとその効果がわかります。

一方のオートWBでは冷たい雰囲気を演出するであろう青さは消えてしまいます。また、水の流れだけや、氷の表面など、撮影位置がほんの少しずれただけでも光の反射が変化してしまうものは、プリセットのWBだけでなく、5600K、3200Kなど任意の色温度にカメラ側で変更して撮影してみてください。また、PLフィルターによる反射率の変化でも色味が多少変化します。

今回の作例は、太陽光、オート、4500K、5000Kとホワイトバランスを変化したものを並べみました。画像は同一箇所、撮影環境は1月初旬、午前10時半頃、薄曇という状況です。

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