修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2014.02.14【Vol.1058】
昨年6月に播種した津久井在来大豆で味噌の寒仕込みの季節を迎えました。
天気予報は寒仕込みに合わせたように寒波が到来すると伝えています。上下をサーマル下着で固め、フリースシャツとこれでもかの着ぶくれ状態で家を出ます。
城山も冬の佇まい。眺めると古里に戻った感がします不思議さです。
地下鉄に乗車して地上に出ると乗車率が急降下、調布から支線に入ります。遮られない寒気が停車場毎に遠慮無く侵入する。車内暖房など働いていたか?と思うくらい寒い。その度に血圧が上下しているのか?だとすれば、対策を考えねばならない。
長閑に各駅停車を選んではいけない。“飛ばし“と言えば過去の不祥事か?飛ばしをする急行か特急を選ぶのである。
寒さの目安は根小屋のバケツの氷の厚さ。昨年と比べると薄い。地元の方は暖冬だと言う!
井戸水なら有り難いが、衛生管理された凍てつく水道水で用具を洗う事から始める。
ゴム手袋をした指先の感覚が失われていく。毛細血管が縮こまっているようだ!
育てた津久井在来大豆を計量して洗う。之また厳しい作業でもある。何しろ水の中で大豆を擦りながら汚れを落とすからだ!
煮炊き用の釜が用意された。傾いていると大豆の煮え方に偏りが出るので釜の底に堪っている水で水平を確認しておく。
洗い終わった大豆を入れ、水を張ります。
米麹が届きました。一箱5Kg入りが2個で縛られている。
2個で10Kgを両手にぶら下げて運ぶ。肘痛の隠居人悲鳴を上げる。若衆はおらんのか?
凍結防止に紙で覆い、竈の焚き付けの用意をしておく。
薪集めも大変なようです。心当たりに廃材の提供を御願いしたり、ご近所の剪定枝を引き受けたりと一年を掛けて集めます。
更にブルーシートで覆い前半の作業終了となる。
明日は後編となり世話役さんが早朝から火入れをし、煮上がるのは昼近くになります。