食べもの Vol.2
スイーツを撮る
スイーツのカラフルな色を楽しく使う
ステキに撮る
3つの
ポイント
- やわらかい光で撮影し、スイーツのやわらかさや甘みを表現する
- 斜め上から撮影して立体感を出す
- 同じものをいくつか並べて画面に動きを付ける
敷物の色で季節感を演出
春は淡い色、夏は寒色、秋や冬は暖色など、色で季節感を演出できる。作例は、グラスに盛った冷菓なので、夏っぽくさわやかな印象になるように青いプリントの布を敷いて撮影した。
逆光で撮影して質感を出す
直射日光があたらない窓からのやわらかい逆光で撮影し、質感を表現する。
レフ板や白い紙で影をやわらげる
高さがある器に盛られたスイーツを逆光で撮ると、手前に影ができて暗くなってしまう。この場合、2枚のレフ板を手前側の左右を囲むように配置して光を反射させ、影を目立たなくする。さらに露出をプラス補正して明るさを調節するとよい。
撮影状況
高さのあるグラスに盛られたデザートを、レースのカーテン越しに窓からの逆光で撮影した。
CAMERA DATA
カメラ | リコーR8 |
---|---|
撮影モード | オート |
露出 | +1.3 |
ISO | オート |
WB | 太陽光 |
横からの自然光で 立体感を出す
横からの自然光で撮ったので、クッキーやお皿に影ができて立体感が出た。また、背景にどのような場所で食べたのかがわかる被写体を入れておくとよい
プリントの布で アクセントをつける
色が単純なお菓子は、カラフルな布を敷いて画面に色を添えると華やかさが増す。このとき、色をたくさん入れすぎないように注意する。
スイーツ写真は見た目の美しさが重要
スイーツ写真は見た目の美しさも味わいのひとつなので、できるだけ見た目どおりに写るようにしたい。作例のような白いケーキは露出補正なしで撮ると暗く写るので、露出をプラスにして見た目どおりの明るさに調整する。
細かいデコレーションはアップで切り取る
スイーツのようにディテールが細かいものは、ポイント部分をアップで撮影する。こうすることで、生クリームやトッピングでデコレーションされた部分がより引き立つ。