人物 Vol.4
おそとで子どもを撮る
おでかけのドキドキとワクワクを写し込む
ステキに撮る
3つの
ポイント
- 逆光が強いときや暗い日陰はストロボを使う
- ストロボや補正を使い、表情と動きを強調させる
- 子どもの向いている方に移動する
逆光で撮影して肌の質感を出す
人物は逆光撮影が基本。被写体の後ろから光が当たると、肌の色がきれいに写る。とくに子どもの場合、順光で撮影すると、目に光が当たり、まぶしくて目が細くなりがち。そうすると、眉間にしわが寄ってかわいい表情が撮りにくい。人物を撮影するとき、とくに子どもを撮影するときは逆光を心がける。
かわいい一瞬を逃さずシャッターを切る
子どもの写真はシャッターチャンスが最重要。「かわいい」と思った瞬間にすかさずシャッターを切ることが大事。このときは、「あら、お花持ってかわいい~」と声をかけ、反応した瞬間撮影した。
おもちゃや草花、お菓子を利用
突然カメラを向ければ誰でも緊張する。表情やしぐさを和らげるには、おもちゃや草花、お菓子を利用。会話のきっかけにもなり、カメラに向かって自然と笑いかけてくれるように。また、「かわいいね」「何をみているの?」などの声がけも欠かせない。
撮影状況
季節は春先のお天気がよい日。大きな公園を散歩中に撮影。お昼くらいの時間帯だったので太陽は高め。この位置では逆光で後ろには原っぱが広がっている。
CAMERA DATA
カメラ | オリンパス μ1030SW |
---|---|
撮影モード | ポートレート |
露出 | なし |
ISO | 200 |
WB | 太陽光 |
撮りたいアングルに自分が移動
子ども同士で遊んでいるところや、動物とじゃれあっているところは、カメラ目線にこだわらず、自然な姿を撮影する。撮りたいアングルが違うときは、自分が移動するとよい。「こっちを向いて」と声をかけてしまうと、楽しそうに遊んでいた表情が、あっという間に消えてしまうので、カメラの存在を意識させず撮影をする。
動きの変化をシルエットで強調
動作を印象付ける写真ならシルエットにして撮る。影を濃くするために、マイナス0.7補正して暗さを強調。背景に水面の反射があると、影のコントラストが際立ち、より印象的な写真になる。
アップはマクロモード撮影
子どもの表情が一番強調されるのが、近距離からの「アップ」撮影。大きな口を開けて笑っている表情や、口を尖らせている表情まで鮮明に写る。近距離からの撮影はマクロモードを使う。肌の質をリアルに写すことができる。
薄暗い屋外ではストロボを使う
薄暗い屋外では昼間でもストロボを使う。その場合、撮影モードを逆光モードにするか、ストロボを強制発光させるとよい。