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四季の自然 Vol.6

空を撮る

刻々と変わる空模様を逃さず切り取る

ステキに撮る
3つの
ポイント

  1. 同じ晴天でも太陽の反対側の空の方が青く写る
  2. ズームは広角側を使って空の大きさを表現する
  3. 地上のものを脇役として必ず入れる

空を青く見せるなら順光かサイド光で

通常晴天時の場合、空の青い色は太陽との位置関係によって濃い青から薄い青まである。太陽と反対側の空は青が濃く見えるが太陽周辺の空の青みは薄くなっている。このときは太陽と反対側の雲を探して撮影した。

パラソルとの対比で雲の大きさを表現

この作例では空の主役は雲。しかし雲だけをフレーミングしてもその大きさを表現するには難しいので、砂浜にぽつんと立っているパラソルと対比させて雲の大きさを表現する。

パラソルを地平の上に出すためローアングルで撮る

この作例ではパラソルは脇役になっているが、立ったままのアングルから撮るとパラソルが地平線の下になってしまい、ただでさえ小さいパラソルの存在感が薄くなる。そこで地上30センチくらいの高さにカメラを構え、パラソルが地平線の上に出るように撮った。

撮影状況

晴天の午後、上空の風は強かったようで、流れも速かったがあっというまに雲のかたちも変わっていく。雲のかたまりがパラソルの上を通るときを狙って撮影。

CAMERA DATA

カメラ リコーR8
撮影モード オート
補正 なし
ISO オート
WB オート

鳥がとまった街燈をポイントに青い空と白い雲を切り取る

鳥がとまった街燈を切れない程度に画面左に入れて青い空と白い雲を入れた。雲は波型の曲線を描いた部分を画面下にフレーミングした。雲、鳥、飛行機などを一緒に撮影すると、空の大きさやスケール感が表現される。雲だけを撮影する場合は、インパクトのある形を選ぶとよい。ただし、たくさんの要素をいれてしまうのはNG。いらないものは排除した、シンプルな構図の方が印象に残りやすくなる。

虹色の光の輪に鳶を組み合わせて撮る

天気はうっすらと晴れ。太陽のまわりにできた虹色の光の輪を撮った。なにかほかのものと組み合わせたいと思ったので、上空を旋回する鳶が光の輪の近くを通ったときをねらってシャッターを切った。

雲はどんどん形が変わるので見つけたらすぐに撮る

特に上空の風が強い日には雲の形も位置もどんどん変わってしまう。気になる形の雲を見つけたらすぐに撮ろう。5分と同じ場所にいない場合もあるので「後で」は禁物。

横にたなびく雲を画面いっぱいにフレーミング

広角で空を広く取り込んで画面いっぱいに撮った。地上の脇役は島と人物。島は左に寄せ、人物は中途半端に足や首などを切らない程度に入れた。

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