雑貨・小物・インテリア Vol.2
雑貨を撮る2
雑貨、小物の撮影は演出にもこだわりを…
ステキに撮る
3つの
ポイント
- シンプルな背景で主役を引き立たせる
- 形や色、素材の質感が引き立つフレーミングをする
- 明るい窓辺の逆光で撮影する
白さを際立たせて清潔感を出す
テーブルウェアなど食にまつわる小物は清潔感が重要。作例は、白を基調にして清潔感あふれる雰囲気を演出した。画面が白で占められているときは、露出補正なしで撮影すると暗く写ってしまうので、露出をプラス補正するとよい。
ポイントになる部分はアップで撮る
苦労して作ったワンポイントの刺繍をマクロモードでアップにして撮影。このように全体ではなく気に入っている部分や見て欲しい部分をアップにして強調させるとよい。
窓際の逆光で撮影して布の質感を出す
ざっくりとした布の質感を出すために窓際の逆光で撮影した。このとき部屋の電気を消さないとミックス光になってしまうので注意。
撮影状況
スプーンの刺繍がある鍋つかみを窓際の逆光で撮影。全体を撮るとせっかくの刺繍が小さくなってしまうので刺繍の部分をアップにした。
CAMERA DATA
カメラ | リコーR8 |
---|---|
撮影モード | オート |
露出 | +1 |
ISO | オート |
WB | オート |
一部分を切り取り、おしゃれさを演出
貝殻の一部分をアップにし、逆光でサクラ貝を透かして透明感を出した。小さなものは、全体を写すのではなく一部分をアップで撮影することで、色や素材感、形が印象的になり、おしゃれな写真に仕上がる。
テーブルセッティングでイメージアップ
実際に使われている様子がイメージできるような演出をするのも一案。作例はティーセットなのでパステルカラーの布やお皿に置いた花で演出した。このとき、背景の小物は少しのぞく程度にフレーミングするとよい。
カーテンを背景にして人形を立体的に見せる
レースに写りこむ太陽光と、露出補正(ここではプラス2)を利用すると、人形の立体感が引き立つ。
背景を単色にして主役を強調
背景を木目調にすることで、バックの白と青のイラストが強調された。背景にあるものは意外と目立つので作例のように部屋の広範囲が写し込まれる構図で撮影するときは、余計なものをあらかじめ片付けておく。