おでかけ Vol.5
水族館を撮る
暗い館内の特徴を生かして撮影
ステキに撮る
3つの
ポイント
- 動きの速い魚は避ける
- ISO感度を高めに設定してブレを軽減する
- ストロボは使わず、水槽の照明を活かして撮る
暗い場所ではISO感度を高くする
ブレを軽減するためにISO感度を400に設定して撮影。ISO感度を高くしすぎると画面がざらついた印象になってしまうので400程度に抑えて撮影するとよい。
くらげの脚の部分をアップで撮る
非日常的なイメージに仕上げるには、わかりやすい写真より、なにを撮ったのか見る人に考えさせるような写真にするのが効果的。ここではクラゲの脚をアップにすることでその効果をねらった。
暗い空間を作り神秘的な写真にする
露出をマイナス補正して見た目より暗く写るようにした。背景がさらに暗く写るため、ライトの青と背景の暗い空間が際立ち神秘的な写真に仕上がった。このようにイメージどおりの写真に仕上るために、意図的に露出を補正することも必要。
撮影状況
暗いくらげの水槽で、下から青いライトでライトアップされています。動きの遅いくらげの水槽を選びアップにするために、手前側にいるくらげをねらいました。
CAMERA DATA
カメラ | ニコンD80 |
---|---|
撮影モード | 絞り優先AE |
絞り | F3.5 |
露出 | -0.7 |
ISO | 400 |
WB | 太陽光 |
広角側で水槽に近づいて撮る
たいていのコンパクトデジカメは望遠にするほど暗く写るようになっている。そのため被写体を大きく写したいときは、ズームを使わずに水槽に近づいて撮るとよい。
ガラスごしなのでノーストロボで撮る
館内がいくら暗いとはいえ、ストロボを使えば水槽に反射してしまう。水族館ではストロボは使わずに撮ろう。ストロボを使わずに感度を高くすると、見た目通りの写真が撮れる。
下から撮って迫力を出す
作例ではカメが泳いでいる姿を下から見上げるように撮影することでいつもとは違った迫力が出せる。
半透明なくらげは照明に透かして撮る
くらげの展示はたいてい下からもライトアップされている。透明な被写体に光を入れ込むと、幻想的な写真に仕上がる。