おでかけ Vol.2
ショーウィンドウを撮る
お店の雰囲気を活かすコーナーや物をポイントに構図をつくりお店のイメージを広げる
ステキに撮る
3つの
ポイント
- お店の特徴的なコーナーや物をポイントにする
- 自然光や店内のライティングを活かして撮影する
- 斜めの構図で変化をつけてみる
家具やインテリアでお店の雰囲気を表現
お店の雰囲気を写真で伝えるには、シンボル的なインテリアや建具を入れるとよい。作例は、二つの窓と壁の証明が背景の中心になるようにした。一見存在感があるようには見えないが、証明はお店の写真では名脇役。照明が入るように、フレーミングをした。
主役に映り込みを重ねて変化を出す
映り込みを利用してイメージを変える場合は、主役の一部に映り込みが重なっていると、立体的な面白味が出て効果的。どこにどの映り込みを重ねるかは、いろいろな角度に移動してイメージに合う位置を探す。作例は、黒い帽子の部分に、印象的な文字の映り込みが重なるようにした。
ガラス越しの撮影はピント合わせに注意
ガラス越しの撮影は被写体よりもガラスにピントが合ってしまうことがあるので、注意深く被写体にピントを合わせる。また、光がガラスに映り込むため、ストロボは発光禁止にして撮影する。
撮影状況
ショッピングモール内のウインドウディスプレイ。室内のディスプレイなので、風景の映り込みは期待できない。斜めの角度から眺めてみて、向かいのお店の映り込みが目立つ角度を探して撮影した。
CAMERA DATA
カメラ | リコーR8 |
---|---|
撮影モード | オート |
露出 | -0.3 |
ISO | オート |
WB | オート |
ガラスのワイヤーはぼかして処理する
外に面したウィンドウの場合、ガラスに防犯用のワイヤーが入っていることがある。その際はガラスに近づいて撮影することでワイヤーをぼかして目立たなくさせられる。
窓枠ごと収めてウインドウを絵に見せる
ウインドウディスプレイを窓枠ごと撮影すると、額縁に収められた絵のように見える効果がある。また、奥のディスプレイを重ねれば、奥行き感を出すことも可能。
ディスプレイの一部を切り取り、自分なりの表現にする
プロが作った完成されたディスプレイをあえて一部だけ切り取り、オリジナリティを表現できる写真にする。気になるポイントを探してみる。
正面からだけでなく斜めから撮る
撮影者が映り込むのを避けるには、正面からでなく、斜めからなど角度を変えて撮影するとよい。また、斜めから撮影すると影が際立ち、主役に立体感が出る効果もある。