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四季の自然 Vol.5

水辺を撮る

水面の写り込みで画面に変化を出す

ステキに撮る
3つの
ポイント

  1. 水面のパターンは水面に対して斜めの角度から対岸にあるものを映り込ませて撮る
  2. 透明度の高い水なら水面の映り込みがない場所で水底も撮れる
  3. ブレを防ぐためにISO感度を高めに設定

露出をプラス補正して幻想的な世界を演出

撮影時にプラス補正することで、日の射している部分をわざと白く明るくし、幻想的なイメージを表現した。

水面に映った古びた小さな船を主役に

この作品の主役は小川に浮かんだ舟とその舟の水面への映り込み。視点が舟のあるほうへ向かうように、画面下に配置した。全体の柔らかい光と物静かな空気感に溶け込んでいるイメージで撮影。

撮影状況

冬の柔らかな光の中、散歩中に撮った一枚。古びた小さな舟が、木漏れ日の中まるで静かに眠っているようだった。水面にはまるで鏡に映したようにたたずんでいて、閑寂でどこか懐かしく、優しいイメージの写真になった。

CAMERA DATA

カメラ ニコンCOOLPIX L6
撮影モード 風景
絞り F2.8
露出 +1
ISO オート
WB オート

曇り空の白い映り込みと石に引っかかった落ち葉を絡めて撮る

お寺の境内の中の小さな流れ。暗い場所なので、ほどよく水面がブレて水の静かな揺らぎが表現できた。石に引っかかった落ち葉をポイントにするため、画面中央よりやや左に寄せてフレーミングし、水の揺らぎを入れるスペースを作ってフレーミングした。

川底の石の色を撮るため映り込みのないポイントを探す

川底にいろいろな色の石が沈んでいるところを撮りたかったので、水面に反射のない場所を探した。透明度の高い水で対岸に黒いものがあるところなどは、その黒が水に映り込んで水面に反射がないので水底を写すことができる。

谷底の渓流の水面に現れたパターンを撮る

水面にできる映り込みのパターンは水の動きと、対岸にあるものによって決まる。このとき対岸には黒い山陰と暮れかかった濃い青のグラデーションがかかった空があった。このような映り込みのパターンを撮るには、水面に対して斜めの角度から望遠んで一部分を切り取るように撮る。

空の青い映り込みを使って水の揺らぎを撮る

水面に映り込んだ空の明るい青がきれいだったので、小さな流れをポイントにして撮った。落ち葉でせき止められた水が小さな切れ目流れ出る部分にピントを合わせて、ブレないようにISO感度を200にして撮った。

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