人物 Vol.3
おうちで子どもを撮る
日常の姿を撮ることが思い出になる
ステキに撮る
3つの
ポイント
- 室内ではISO感度を高めに設定する
- 背景を意識して撮る
- ストロボを使うなら赤目モードは避ける
全身が入るようなフレーミングで撮る
うつぶせや仰向けになっていたり、泳いでいる子どもを撮影するときは、全身が入るようなフレーミングにする。作例は、全身が入るように縦位置で、かつ子どもの顔が大きく写るように正面の低い位置から撮っている。
ピントは顔に合わせ、プラス補正を
「ピントは顔」はここでも変わらない。アップでの撮影時にピントがいくようにする。この写真の場合、顔は下向きだが水面からの反射でそれほど暗くないのでストロボは使わず、露出を補正して明るさを補っている。
「ふち」は入れない
囲まれた場所を撮影するときは、なるべく「ふち」を入れないように撮る。そうすると、広くゆったりとした印象の写真になる。どうしても入ってしまうときは、手前には入れず、奥だけ見えるように。手前に「ふち」が入ってしまうと、それだけで写真全体が狭く、窮屈そうな印象になってしまうことがあるので注意。
撮影状況
天気は快晴。庭でプール遊びをしている子どもを撮影した。プールはやや大きめの直径2メートル。水の中でワニ歩きをしているところを正面からねらった。脇にしゃがんで目線を低くして撮影している
CAMERA DATA
カメラ | キヤノン PowerShot G9 |
---|---|
撮影モード | 絞り優先AE |
露出 | +0.3 |
ISO | 200 |
WB | 太陽光 |
角度を変えて写真に変化をつける
真上から、斜めから、下からなど、いつもとは角度を変えて撮ると、それだけで変化のある写真に。この写真は、座って本を読んでいる子どもの正面に回り、腹ばいになって低い位置から撮影したもの。手前に足の裏がアップになるようにフレーミングしてマクロモード。ピントは足の裏に合わせている。頭まで画面に入るように広角で撮った。
大胆にアップで撮る
顔をマクロモードでアップで撮るときも顔全体を入れてしまいがち。思い切って髪の部分までカットして撮影することで、顔の印象がぐっと強調されている。顔のアップの場合ピントは目に合わせるのが基本。
背景に家族を入れる
家庭的な写真を撮りたいときは、子どもの背景にパパやママなど、家族を入れる。それだけで「マイホーム」の印象。この写真では、上半分に大きく空間を空けてそこに家族を入れ込んだ。子どもを写すパパを一緒に撮ることで、家庭的なイメージを表現している。
寝顔はアップで、目線は子どもと同じ高さに
アップで寝顔を撮影すると、ふだんは気が付かない目や鼻、口元など細部の可愛さが発見できる。カメラは、子どもの顔正面、目線と同じ高さに構える。作例は子どもの隣に横になって撮影したもの。また、ピントはつぶっていても「目」に合わせる。