修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2014.04.18【Vol.1085】
朝が早いこともあり、満席なのか?の不安があり、前日乗車場を下見し乗車券を購入しておきました。
確認で寝過ごしたら次便に乗れますか?と尋ねると「無効ですよ」と言われ寝付きの悪い一夜でした。出発時、環状線の渋滞状況で到着に遅れが出るとの説明を受けました。
若干寝ぼけて乗車しますので下車駅で起こして頂くよう運転手に御願いをしておきました。浪花の街を後にして高速バスで徳島へ向かいます。
渋滞を抜けると気持ちよい速度で明石海峡大橋を渡り淡路島に入りました。
春霞なのでしょうか?それとも隣国より忍び寄るPM2.5なのでしょうか?視界が良くないです。
淡路島は広く南北に縦断するに時間を要し、ようやく南淡路付近を疾走します。
開けた農地には特産の玉葱畑が緑をたたえており、収穫時期になると島が玉葱臭で覆われると申します。
潮時が良かったのですね!大鳴門橋から鳴門の渦潮を眺めることが出来ました。
個人旅行では交通が不便で観潮船に乗ることはしませんでした。
間近は迫力があるのでしょうね!
ホテルにてFBへポストすると阿波国蕎麦友さんから、小島の周りは鳴門鯛の好漁場との書き込みがありました。
出迎えの方より携帯が鳴り到着時間の確認です。間もなく下車する高速鳴門ですと答えます。
出迎えて頂いたのは鳴門鯛の本家松浦酒造10代目蔵元。お忙しい中恐縮する次第です。
蔵までは10分ほどだったでしょうか?車窓から水田に見えるのは蓮畑との説明がありました。元は塩田で塩作りをしたのですね。ミネラルを含んだ土地は美味しい蓮が出来るとの事でした。
出迎えてくれました真新しい蔵の漆喰は台風で剥がれ落ち修復したのです。出入りの漆喰職人は、御年80を越えるとか。。。すぐに飛んできて修復し、仕事をした証しとして鏝絵を描いてあります。
新・御宿かわせみにも英国帰りの神林東吾の忘れ形見麻太郎が下宿しているバーンズ診療所の壁には鏝絵細工の雌雄の鶏が描かれ「鶏の館」と呼ばれています。その仕事に異国人は感激したのでしょうね!
ダッシュ島船屋に城島さんが教えを請いながら作り上げた鬼瓦が取り付けられましたね!船屋の守り神ですから睨み付ける角度が肝要のようです。蔵の鬼瓦も目線が合うと怖さを感じますね!
鳴門金時を蒸かす際に使用する大きなお釜と鍋。どれ程の量が蒸かせるのでしょうか?
又、蒸し芋としたら何人分に相当しますでしょうか?考えただけで満腹感を覚えます。
この陶製の樽、部屋置きしても絵になると思いますね!籐巻きした取っ手が素敵です。
蔵見学が終わり試飲を致しました。美味しいお酒は昼食前に仄かな酔いをもたらしました。
何度か注文しました玄米仕込みの香りよく香ばしさある田舎侍を自宅配送します。
送付所に住所を書くと担当の方が覚えてくれていました。こういうのって嬉しいですね!
昼時になり、阿波国蕎麦友さんに手配頂いたJR鳴門駅近くの“すし勝“さんへお邪魔しました。カウンターで対するお寿司を戴くのは久し振りです。
最初に出てきました隠居人の好物貝と合わせた葱ぬた。ワケギの茹で加減が絶妙で酢みそも美味しいです。
使用するネタはマグロを除いて地元産。赤貝の棲息も激減しているようで内地物を味わえる機会は滅多にありませんね!塩で高知産赤貝の美味しさを味わいます。
馬糞雲丹も塩で味わいます。塩の甘味と雲丹の甘味が素晴らしい。
塩に違いがありますが、後日、青ヶ島産ひんぎゃの塩で味わいました。比べること自体憚りますが、雲丹の甘味が出て旨いです。
阿波国蕎麦友さんが是非忘れずに味わって下さいと言われた皮付き鳴門鯛。
仕事も丁寧ですが言葉に表せない美味しさでした。
合わせましたお酒は“亀の尾”でした。このお酒、隠居人好きになりました。
調べますと幻の酒米亀の尾を使用した岩手菊の司酒造でした。何かの機会に取り寄せしたいですね!その他にも美味しい地場のネタを堪能し、徳島へ向かうことにしました。
JR鳴門駅で時刻表を確認すると徳島行きが出るまで相当の時間がありました。
駅前広場に接する道路にバス停が見え地元の方に徳島行きのバスがあるのか?聞いてみました。反対側で待てばバスが来ますよ!と教わった所へバスが来たのです。急いで渡り乗ったのが間違いでした。距離的にはそれ程でもないと考えたのですね!所が、信号が在る。停留所がJRと比べ物にならない。おとなしく揺られて吉野川の長い橋はノロノロでした。
結果、JRのが早く着き料金も安いと散々な結果となりにけり。でした。