秩父氷柱の旅

定着しましたカメラ修理教室受講生と寒さ厳しき地、秩父へ小旅行をしたのです。
２度目となりますレッドアロー。飯能からは進行方向が変わり、座席を変換させる方、ズボラな方は意に介さないようです。徐々に山間を縫うように速度を落として進みます。
ス～ワッ！雪が残っているよ！車内は快適ですが、寒いのでしょうね？

秩父へ出掛けられた事が無い方でも秩父市黒谷で自然銅が発見され、元号が和銅と改められ和同開珎が作られた。と日本史で学んだと思います。
又、：造物も哀愁を漂わせておりました。

繁栄を物語る証しでしょうか？写真機店の店先に民具最高峰NIKON SPが飾ってありました。飾られている環境は再考の余地がありますね！

寒さ厳しき折に「秩父夜祭り」が行われる秩父神社に向かいました。日光東照宮三猿は有名ですね！当地のお元気三猿は「よく見・よく聞いて・よく話そう」と現代社会を見越した彫刻でした。

店先に新酒を告げる杉玉が吊り下げられている宝暦三年（１７５４年）創業武甲酒造にお邪魔致し蔵見学後試飲を致します。昼飯前で効きましたね！
その中で侮れない本醸造生酒武甲正宗をぶら下げてきました。
嗜まれない方は奥様用にと宅配手配を致します。

以前訪れた際は「こいけ」で味わいましたが距離が離れています。
秩父神社近くの「入船」でくるみ蕎麦を味わうことにしました。間の良さなのか？空席で一同席に着くことができました。
辛汁に胡桃を摺り下ろした山里の味わいは濃厚でありながら爽やかな味わいでした。
余韻を引きずりながら外に出ますと待ち人多数でした。

お腹に若干の余裕有り、味噌漬けで有名な安田屋の揚げたてコロッケを頬張りたかったのですが、冷めたコロッケを味わった次第です。
隠居人、言うまでもなく秩父豚味噌漬けをぶら下げてきたのです。

駅前で車を借り、人工ではありますが尾の内渓谷氷柱を見学。此処でも間の良さで氷柱間近の駐車場まで進むことが出来ました。混雑具合に寄りましては山裾の駐車場となり急峻な坂を登らねばなりません。イヤハヤ！寒く足先や手先が悴みます。
地元の方の厚意で甘酒の振る舞いありで人心地がつきました。

陽は山向こうに落ち始め寒気が一段と厳しくなる中、ライトアップに合わせて三十槌氷柱に向かいました。
山肌から滴り落ちる自然が作り出す光景は人気でした。駐車場の順番待ちに少々費やすことになったのです。
大きなキャンバスの氷柱に光が作り出す幻想的な光景は寒さを忘れるほどでした。
此処でも光の色合いが変わりましてもシャター音は谷間に響かない銀塩の凋落を感じてしまいました。