修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2015.03.27【Vol.1211】
配達された新聞の別摺りに杉浦日向子著「百日紅」のアニメ化を報じておりました。 隠居人、手打ち蕎麦に興じましたのも杉浦日向子とソ連編著「もっと蕎麦屋で憩う」を片手に蕎麦食い仲間と蕎麦屋巡り。その63Pに新宿区一不便な蕎麦屋と紹介されていました。 ですので最後の最後に訪れたお店が新宿中町蕎麦の膳「たかさご」だったのです。 今では都営大江戸線が開通し便利になりましたが、その前はJR市ヶ谷駅からてくてくと坂を登らねばなりませんでした。 何時しか十割蕎麦打ち教室に誘われ、体験教室で繋がった蕎麦の美味しかったのがいけません。そして蕎麦友と河童橋で道具をそろえ教室通いをすることになりました。 蕎麦をこよなく愛し、たかさごの店主を「おにいちゃん」と呼ぶ日向子さん。病を押して店主に届きました手紙の一文に「おにいちゃんの蕎麦が食べたい」は鼻の奥が熱くなりました。
千住の蕎麦友がお持ちになりました加藤煎豆の落花生とエビ煎。 厳選されているとは言え、昨年の落花生は良い出来だったようで噛むほどに甘味を感じます。
仕込みが楽ですからと苦笑いの店主が用意されたのは鱈チリでした。 バイガイも底に沈んでおり良い出汁が出ています。これは日本酒ですよね!
何処か通じましたのでしょうか?参加者が初めて味わうお酒をお持ちになりました。 鍋とドンピシャリでした。
好き嫌い女王様手作りのペンネと新ジャガイモ炒め物。何でも差し上げましたフェンネルバーターを隠し味に使用しているようです。 この様な使い方があったかと感心する隠居人です。 阿波国蕎麦友さんの奥様も気に入っていただけたようで商品化でも致しましょうか? 只今、埼玉菜園の雪囲いの中でフェンネルは元気の様です。残るは不足気味バーターの手当てですね!
活締め石鯛の半身をお持ちになった方がおり、阿波国蕎麦友さんは手前包丁を持参。
流石!!手際の良さで大根を桂剥きしてツマを作ります芸の細やかさです。
たちまちお造りに仕上がり、飾り付けも堂に入ったものです。 イヤハヤ!美味しかったですね!
序にと阿波国蕎麦友さんが鳴門より持ち帰った「しらさ海老」の塩茹でです。 車エビの仲間ですので味わいは折り紙付き、関東で巡り合う機会が皆無と言って良い美味しい海老を久し振りに味わう事が出来ました。
娘夫婦も喜びます店主が打ちました十割蕎麦を戴いて来ました。 隠居人も翌日のお昼の凌ぎになります。来月も戴けますでしょうか?御馳走様でした。