新年会

蕎麦粉の風味比べとなりますと、量的な問題に金銭面が加わり難しさがあり十割蕎麦を名店で味わうとなれば尚更です。
最初に福井産・青森階上産・常陸太田産常陸秋蕎麦を比べます。
通常ならば品種の頂点に位置します常陸秋蕎麦なのですが、個人の味覚・体調によりまして意見が分かれます。又、育ちました土壌や環境も影響します。
大方は福井産に軍配が上がりました。

蕎麦店と言えば蕎麦味噌。奥様が仕込む絶品のお味です。

津久井大豆と味噌作りでお世話になっています旧津久井町根小屋の石井金原養鶏所産拘りの玉子を使用した出汁巻き玉子です。
人気の生み始める小玉の「はつたま」は量的に程良く玉子掛け御飯が最高と思います。
暫く出掛けます機会が無く味わうことが出来ないのが残念です。
とある方より卵焼き器の素材で出来上がり具合に差が出る。との情報（http://kpayas.exblog.jp/23562639/）を頂きました。
隠居人も銅製を持ち合わせてはいるのですが、出番が巡らないのです。

東日本大震災で甚大な被害を受けました陸前高田市酔仙酒造。歴史を繋いで行きたいと生産開始したお酒を蕎麦仲間がお持ちになりました。

飲み慣れていないと分からないのですが、秋田らしくないお酒と評された太平山天功。
隠居人は比べようがありませんが美味しいお酒でした。

このお酒は効きますね！麻布蕎麦友がお持ちになりました度数の高い韓国製米焼酎。

現役に拘る能登杜氏濃口尚彦氏の名前を冠した濃口。火入れをしていない為、複数瓶注文しますと家庭での保存場所を確保できません。美味しいお酒は蕎麦の膳たかさごでの会合の際に味わうのが良いのかも知れません。

作家のお母様とお兄様が来店。席を同じゅうして十割蕎麦を楽しんでいかれました。

ロシア側の密漁と不正輸出取締強化により良質のタラバガニの手当が出来ず花咲蟹に変更になりました。
どちらもエビ目ヤドカリ下目タラバガニ科の甲殻類で「蟹」ではなく「ヤドカリの一種」なのですが、味わいはタラバガニに軍配が上がるようですね！

身がかたくなりますので火の通しすぎには注意です。すると寡黙になります。

味わえるようで味わう機会が巡らない蕎麦雑炊を味わうことができました。
本来なら米の出来ない地域や飢饉の時の食べ物だったのでしょうね！
その様な素朴でもあり、命を繋いだ食料と比べますと贅沢なお味でした。
退職後、旧津久井町根小屋で畑を借り農作業に勤しんでいる方が多々おり、その中の方が蕎麦を育て蕎麦雑炊が楽しみと申しておりました。
自ら育て味わう！健康的な余暇の過ごし方と思います。