修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2015.10.30【Vol.1285】
住まいから柴又迄直線距離ではさほどではないのですが、回り道をしなければなりません。
都営新宿線から東京メトロ半蔵門線に乗り換え、押上で京成線を利用します。
所が運賃で悩むことになります。京成線柴又なら190円。北総線新柴又利用なら500円と200%以上の差異があるのです。財布に選択の余地無しと、京成線のみの利用と致しました。
京成金町線は単線。鉄道歴史に詳しい方の書きこみがFBにありました。金町線の生い立ちは帝釈人車鉄道と知ることになり、乗客を人の力で押すという非効率的な鉄道であり明治45年京成電気鉄道に譲渡されたのです。資金的な問題を人件費の安さに置き換えたのですね!新橋・横浜間に陸蒸気が走っていましたから、時代の逆走と言えましょう。
以前、旧交を温めたのは4・5年前と思っていました。
その頃は、本線から金町線へ直通運転がありました。7年前に折り返し運転となり、高砂駅に5番線ホームが新設されていました。5番線?(ハリーポッターは9と4分の3番線)の世界ですが、駅員に尋ねると教えてくれました。5番線へ行くには、一旦改札を出て5番線改札を潜るのです。と言うことは7年以上前なのですね。
現役である旧友に鰻をご馳走になりました。
歌にも唄われた江戸川に残る矢切りの渡し。江戸川を渡れば千葉県松戸市矢切。
半世紀以上の懐かしさもあり、渡らず往復で柴又に戻ってきました。
渡し賃は片道200円、往復ですから400円でした。昔の記憶を辿れば10円と思います。矢切から乗りこみました方が「何もないよ!野菊の墓碑のみ。葱畑が続いてるだけ」とボヤいていました。何でも矢切葱は特産品。船頭から築地でも人気があり、料亭で使われていると説明がありました。
都民の飲料水は多摩川系と利根川・荒川系。金町浄水場取水塔を望みます。
東日本大震災後の原発事故は飲料水に多大な不安を与えたのは記憶に新しいと思います。
健康面でしょうね!それから水道水の利用量が大幅に減り、水道水離れは深刻のようです。
台風17・18号の渦巻きが関東で重なり合い線条降水帯は長時間に渡り経験したことのない雨量でした。記録的な雨量は各所で決壊を招き、常総市は多大な被害を受けました。
同じ利根川系江戸川河川敷の木立に増水した痕跡が残っていました。
とある駐車場に鎮座している猿の石仏。
平日で人でも疎らな帝釈天。庚申の日は賑わいを見せます。
このような場所にも外国人観光客が訪れているのですね。
柴又土産は草だんご。寅さんに「高木屋老舗の草だんごをぶら下げているね!ありがとよ!」
「さくらは元気にしてたか?」と呟いたとか。。。