種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー
2016.07.29【Vol.280】
もくもくと湧き上がる入道雲、筋状、渦を巻いたような形の巻雲や筋雲、いわし雲など、梅雨があけ秋ごろにかけてさまざまな形の雲を見ることができます。どれをみても同じ形のものはなく、いざカメラを向けると沢山撮影してしまいます。歩きながら上をふと見上げたとき、自宅のベランダなど身近に撮影できる被写体です。
青空が澄み渡り、ぽっかりと雲が浮かぶ空。青と白のコントラストがキレイな日中の表情です。また朝方や夕方に空が焼ける際に見える雲の表情はまた日中とは別物です。海辺の景色と一緒に広角で空を仰いでみても面白いです。
デジタルカメラのWB調整で色の変化をもたせたりできますし、PLフィルターを使用して青空と雲にコントラストをつけてもいいでしょう。
もちろんカメラのAEを使って撮影するのであれば露出補正は必要になります。日中の空にカメラを向けるのであればプラス側の補正が有効ですし、夕方や朝方のオレンジや赤を色濃く場合はマイナス側の補正が有効でしょう。
広角、望遠、一眼、コンパクトカメラを問わず手持ちのカメラで手軽に撮影できる被写体です。時間帯や季節に変化をつけてもまた違った写真になっていきます。ふと気がついたときに空を仰いで面白い形の雲が出ていればシャッターを切ってみてはいかがでしょう。