種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー
2016.12.16【Vol.300】
自分が住んでいる地域から少し飛び出して、行ったことのない初めて訪れる町をぶらぶらと当てもなく歩くスナップ撮影はたのしいものです。お気に入りのカメラやレンズ片手にバッグひとつで楽しめるのも魅力です。
町スナップは、あまり自分の住まいから遠くはなれた場所ではなく、電車などを使って繰り返し通えそうな地域から初めてみるといいと思います。道をある程度把握している方が迷わず効率的に撮影できます。また区や町の境界、川沿いに沿って歩くなど、目標を持って歩きながら撮影するのもオススメです。今日はここまで歩いたから、次回はこのあたりを歩いてみようなど、町歩きの計画が立てられます。地図を片手に撮影した場所を記録しながら歩いていくと、また別の機会に訪れた際に撮影の参考になります。
また、個人的には町歩きの際はあまり機材をたくさん持ち歩かず、カメラ1台、ズームレンズ1本や単焦点レンズ1本で撮影することが多いです。レンズ交換はやはり手間がかかりますし、機材が重くなると長時間歩いての撮影が辛くなってしまいます。
面白い看板や建物、古い昭和の佇まいを見つけて撮影したり、その地域に住んでいる方と話をしながら撮影させてもらったりと、自分のペースでじっくり撮影できる町スナップに出かけてみましょう。