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2016.08.05【Vol.281】

ヒマワリを撮ろう

ヒマワリ

ヒマワリ

ヒマワリ

夏を象徴する花の一つにヒマワリがあります。まぶしい陽の光に照らされて鮮やかに映える黄色は健康的で、眺めるだけでも元気が出ますね。7月20日頃から8月下旬までが見ごろのようで、近所の公園で目にする観賞用から、油や種の食用のために広大な畑で栽培されているものまでいろいろな場所で目にすることができます。

畑のように緻密に隣接して植えられていれば複数のヒマワリをまとめて撮影できますし、単体であれば画面中心に大きく捉えたり、外側に張り出す黄色の花びらにクローズアップしたり、マクロでヒマワリ中心の花弁を狙ってみてもいいでしょう。広角レンズでグッと接近し遠近感を強調した一枚もヒマワリの作品でよく目にします。その他、花が開ききっていないつぼみの状態や、元気よく咲いたものに限らず、暑さでうなだれるようにしおれてしまった姿もまた狙えるでしょう。

ヒマワリは太陽の方向に向かって花が方向を変えるといわれますが、それは生長途中の若いヒマワリの特徴のようで、花がしっかりと開いて満開に生長したほとんどは東側を向いたままになるようです。ですので、午後になるとヒマワリの正面に対して太陽は逆光になると考えられます。作例写真は山梨県「北杜市明野サンフラワーフェス」でのヒマワリ畑を撮影したものです。時間は午後2時ごろから3時ごろ、太陽はまだ高いですが、やはり逆光での撮影になりました。逆光の場合は、プラス側の露出補正で対応したり、また逆光の広い景色を狙う際はHDR機能を使用して輝度差を軽減して撮影してみてもいいでしょう。

なおヒマワリの特徴である黄色い花の色ですが、光の量によって大きく変化します。晴れのときと曇り空の場合は違った色になり、同じヒマワリでも見たときの印象が変わってきます。花びらが薄いので光の向きや強さなどの影響を大きく受けるのでしょう。うす曇で鮮やかさが減ったヒマワリを風景モードなどを使って彩度やコントラストを上げた写真も見かけますが、少し不自然な印象を受けます。彩度やコントラストの調整よりは、撮影時のライティングをよく観察して自然な色になるよう露出やWBを調整してみるといいでしょう。

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